8月12日(月) 豊田市若宮町にあるTーFACE B館8Fにある「名古屋丸八食堂豊田店」で矢場とんのロースカツ定食を食べる。

豊田市若宮町にあるTーFACE B館8Fにある「名古屋丸八食堂豊田店」で矢場とんのロースカツ定食を食べる。


心身を削るようにしてクリムトの絵を観ていたので、美術館ですっかりお腹はすり減ってしまい、シャトルバスで豊田駅に着いた時から、デパートで食べようと決めていた。過激な太陽光を避けるべくすぐに入り、8Fに行くと、フードコートらしき店がすぐに見えたので近づくと、矢場とんのみそかつが食べられるらしい。


迷わず店内に入ると、矢場とん、鳥開、うな匠、カネ勘という店が入っているそうで、ひつまぶし、天むす、きしめん、名古屋コーチンの親子丼も食べられるらしく、フードコートではなく一つの店として、それぞれのメニューを持っている。観光客にとっては、なんて便利な店だろうか。


ひつまぶしは高く、きしめんでは物足りないので、ロースカツ定食を頼む。矢場とんのわらじとんかつが好きで、銀座に支店があるのを見かけては、食べたいなぁ……、と思いつつも、何年も胃に入れていなかった。


久々に食べられる。そう思って運ばれてきたとんかつを口にすると、懐かしい、甘辛い赤味噌のタレが舌を触る。おいしい、しかし、それ以外はふつうだ。


味噌汁は赤味噌ではなく、白でもない濃い味つけだ。とんかつの衣は赤味噌ダレを染み込ませた柔らかさで、ロース肉は少し味気ないパサツキがあった。


この店は赤味噌ダレが売りだから、これでいいのだろう。広島や、松山で食べたとんかつの方が美味しいかもと思いつつも、醤油豚骨ラーメンのような味の濃さで記憶に残り、再び食べたくなるのだろう。

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