3月13日(水) 広島市中区小網町にある「楽」で汁なし担々麺を食べる。
広島市中区小網町にある「楽」で汁なし担々麺を食べる。
今日は市民劇場の運営集会があるので、汁なし担々麺を食べることにしていた。職場の斜向いにある「くにまつ」は12日に開店したばかりだが、4月いっぱいまでは昼の営業のみらしく、予定していた退勤後には食べられない。だからといって「麻沙羅」ではもう食べたいと思わない。
わりと近くにある「楽」に寄った。ここでは鶏そばばかり食べていたので、汁なし担々麺は久しぶりだ。
券売機で普通盛りを買い、店員さんに券を渡すと、「これじゃ食べれませんよ」なんて言われるから、いったい何かと見れば、なぜか大盛りの券だ。たしか汁なし担々麺の普通盛りを押したはずなのに、千円入れた釣りをたしかめると、四百円で、やっぱり間違いない。すると店員さんが券売機の口に手を入れて、普通盛りの券を取り出す。「これですよねぇ」と言われ、「たしかに普通盛りを買ったんです」、「時間は合っているからこれだと思うですが……」、「そうです普通盛りを買ったんです」。
ちょっとしたパニック状態に陥り、自分の言葉が店員さんに通じていないような反応をみせていたので、なんだか誤解されたような感じだった。
それで運ばれてきたのは、大盛りの汁なし担々麺だ。自分は大盛りの券など買っていないのに、誰かが買い、券売機に忘れられていたのが店員さんに渡り、自分は大盛り券を買っていないなど、くどくど言っていたから、そりゃ店員さんとズレが生じるわけだ。
「自分はそれを買っていない」と言おうとしたが、すでに大盛りが運ばれているのに、いまさら遅いだろう。その分の金を払おうと思ったが、実際に大盛り券があって、店員さんに渡ったのだから、もう一度大盛りの券を買ったら……、まあいいやと思った。
ザーサイが入った汁なし担々麺は、「麻沙羅」よりも麺がしっかりしている。細いが、なめらかな分だけ汁と絡みやすく、鶏の肉らしいそぼろもたしかな量があり、汁は少し濃いが悪くない甘辛さで、ねぎとの相性も良く、いまさらにおいしい汁なし担々麺だったのだと知る。「麻沙羅」は注文してから出てくるのは早いが、麺が弱く、具も弱く、コンビニで買うインスタント麺の印象に近く、その点ここは麺と汁を含めた全体として料理の完成度が高い。
次の市民劇場の集会前も、ここに来よう。
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