1月30日(水) 広島市中区基町にある広島市映像文化ライブラリーで「スタフ王の野蛮な狩り」を観る。
広島市中区基町にある広島市映像文化ライブラリーで「スタフ王の野蛮な狩り」を観る。
1979年 ソ連 109分 カラー 35mm
監督:ワレーリー・ルビンチク
この映画をスクリーンで観れたことは幸運だと思う。「妖婆 死棺の呪い」もそう、「火を噴く惑星」もそうだが、今日の映画は久しぶりに僥倖を感じた。ロシアン・カルト特集、一日目は逃したが、宝が散りばめられている。フィルム映画の入場券は510円と安い広島市映像文化ライブラリーという場所は広島市中区十日市町に住む自分にとって最も失い難いところだ。
タルコフスキー、パラジャーノフ、ソクーロフ、ロシアの映像美は他の国の映画とは代えがきかない。小説も、音楽も同様だ。
劇中にパイプオルガンの音楽が流れ、教会の鐘が鳴る。
登場人物、舞台、カメラワーク、演出、物語の運び、どれもが自分の好きな美しさになっている。見どころはすべてだ。古城、光と影、美しい顔、怯えた表情、小人、貴族、平原、雪原、疾走する馬群、マント、角。
ただただ、久しぶりに味わう幸せに浸っていた。良い映画だ、これは自分にとって本当に良い映画だ。
ロシアン・カルトなのかもしれない。ただ、あまりの作品の質の良さに、気が遠くなっていく。
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