禍に向けられたそれぞれの思惑、それぞれの心の内に潜んでいた意思が露わとなる。
それぞれに信念がある。
互いにぶつかるしかないこの場合、何が解決なのか、遣る瀬無い気持ちになりますね。
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
互いの思惑。それが信念とまでいうような堅いものであればなおのこと、ぶつかれば争うしかなくなりますね。
この場に信念のないのは、二人だけでした。カズヤと、アルフィ。
自暴自棄となりかけたマクナスを前に、伯爵は兜を取ります。切られるわけにいかないと言いつつ。
誰も望みを達せず、その想いは散っていくのみ。
そんな無情さが、雷禍のもたらしたものです。
そこに救いがあるとすればなんなのか。決して釣り合いが取れるものではありませんが、なにかはあるのかもしれません。
最終話まで、あと僅かです。
お父さまと言ったら……?
凄い方よね?
そうか。
ソーラとの別れは、一度ではなくなるのね。
うちにも人間の兄と妹がいます。
親との関係もありますが、兄弟とは、また別の感覚があるようですね。
そして、悪魔の描写も気味が悪くてよかった。
作者からの返信
アルフィの父親は、魔界に君臨する五大家という勢力の一角です。
人間の国家のように、数を集めれば強いという存在ではないので、その力はいかばかりか、という感じです。
そうですね、ソーラとの二度目の別れになってしまいます。
一度でもつらいものを……彼の心にどんな影響があったでしょうか。
お褒めいただいてありがとうございます。