銀河の途、寄り添いの歌
私のいた星は、長い時の中で役目を果たし
崩れてしまった。
それが私たちのせいなのかは分からない。
文明が進み、世界が2つに別れた時から
崩壊は早まったのかもしれない。
自身から力を引き出すもの。
科学から力を借りるもの。
貴方はどっちもだった。
星は2つの世界に2分したせいで
諍いも幸福も等しく与えられたけど
あなたと出会えてよかった。
私ね、あなたの奏でる竪琴の音がすき。
長くて綺麗な指、うっとりするような調べ。
あなたは勘違いしてる。
私は好きであなたについて行ったの。
不死のあなたに次の居場所が見つかるまで
寂しくないように。
愛するあなたへこの想いを歌にして。
たぶん、伝わってないだろうけど。
私は竪琴に合わせて歌う。
どうか、あなたが寂しくありませんように。
だけど、ごめんね。
私の方が先に逝くことになってしまって。
いつかきっと出会うから。
違う星でまた。
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