〇三一
里を散策し終えた君は宿に戻る。
ロヴァが戻ってくるまでのんびりしようとしていた君だったが、不意に扉の外に気配を感じ、得物を手に取る。
気配は静かだが、油断ならない何かを感じた君は、気配を殺して身構えた。
すると、声がした。
「狗は、何に吠える?」
突然何を? 君は不可解に思うと共に直感する。
これは何かの合言葉だ。
もし君が問いに対する正しい答えを知っているならば、合言葉を答えてもよい。
そうするならば、その答えと関係がある数字に22を足した数のパラグラフ番号に進みたまえ。もしも文脈にそぐわないパラグラフに辿りついたなら、このパラグラフに戻ってきたまえ。
合言葉に答えられなかったならば、扉の向こうの気配が消える。
君は素早く扉を開いたが、辺りにはもう誰もいなかった。
自分たちとは縁のない何かだったのだろうと、君は思い直す。
君は寝台にゴロリと寝転がってロヴァの帰りを待つことにする。
【〇二四】に進みたまえ。
【https://kakuyomu.jp/works/1177354054888453186/episodes/1177354054888479405】
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