〇二一

 君は宿屋で一時の休息を得る。体力点を4点回復させてもよい(体力点上限を超えた回復はできない)。


 ロヴァが戻ってくるまでのんびりしようとしていた君だったが、不意に扉の外に気配を感じ、得物を手に取る。

 気配は静かだが、油断ならない何かを感じた君は自らの気配を殺して身構えた。


 すると、声がした。


「狗は、何に吠える?」


 突然何を? 

 君は不可解に思うと共に直感する。


 これは何かの合言葉だ。


 もし君が問いに対する正しい答えを知っているならば、合言葉を答えてもよい。

 そうするならば、その答えと関係がある数字に22を足した数のパラグラフ番号に進みたまえ。もしも文脈にそぐわないパラグラフに辿りついたなら、このパラグラフに戻ってきたまえ。


 合言葉に答えられなかったならば、扉の向こうの気配が消える。

 君は素早く扉を開いたが、そこには誰もいなかった。

 恐らくは、君とは縁のない何かだったのだろうと、君は思い直す。

 君は寝台に寝転がってロヴァの帰りを待つことにする。


【〇二四】に進みたまえ。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888453186/episodes/1177354054888479405

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