〇一一

 君たちは一月に渡る旅の末にローランダルク王国の亡都が待つ、大いなるミラージ山脈の麓に辿りついていた。


 里の向こう側には廃都へと続く巨大な谷が口を覗かせている。

 この旅の間、荷を運ぶ商人たちのキャラバンに君たちは身を寄せていた。護衛も込みでロヴァが取りつけてきた契約であった。


 連なる山嶺を見上げながら後方の馬車の荷台でカード遊びに興じるロヴァと君だったが、ふと君はキャラバンの隊長らが里と交渉をしている方が気になった。

 隊長は大袈裟な身ぶりで里の門衛に何かを訴えている。


 どうやら交渉が難航しているようだ。


「どうせ税とかのことで揉めてるんだろ。俺達には関係の無い事さ、相棒」

 ロヴァは再びカードに目を戻すが、どうにもただ事とは思えない。


 選択したまえ。


・交渉の様子を見に行くならば【〇一二】に進みたまえ。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888453186/episodes/1177354054888478905


・ロヴァと共にカード遊びを続けるならば【〇一三】に進みたまえ。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888453186/episodes/1177354054888478913

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る