【体験版】夢幻のマダラメイア【ゲームブック】
節兌見一
〇〇〇(はじめに)
はじめに
『夢幻のマダラメイア』の世界へようこそ。
この本は物語であり、同時に君を主人公としたゲームでもある。
物語の断片に番号を振った『パラグラフ』を正しく辿ることで初めて正しい物語を読み解くことができる。パラグラフには複数の選択肢があり、君は主人公として様々な判断を下すことになるだろう。
冒険が始まるにあたって幾つかの準備が必要なのだが、これは【体験版】だ。
面倒くさい準備なんかしなくていい。
戦闘なんかだって、勝ったことにしてもよい。
もちろん、【本番】ではそんなに都合よくはいかないのだがね。
だから、どんな準備をするかだけでも感じ取ってくれればいい。
もしもそれすら面倒くさいと言うのなら、さっさと次に行こう。
パラグラフ【〇〇一】に進みたまえ。
【https://kakuyomu.jp/works/1177354054888453186/episodes/1177354054888453964】
○物語を読み進めるには記録用紙と筆記用具、六面サイコロ(賽)、それに本に挟む栞が必要だ。
付録の記録用紙は貴重なものだ。複製した物を使用するとよいだろう。
また、筆記用具には鉛筆と消しゴムを使うのがよい。
○必要な道具が揃ったならば、次に君の分身を作ることになる。
まず、冒険者をする以前の君の素性を決めよう。
この素性によって君の攻撃力や特殊技能、初期体力点が決まる。
次の3つ内から君の素性を選びたまえ。
【剣術士】
かつて君は師について剣を学び、その剣術を冒険に活かそうと心に決めた。
【剣技】を特殊技能に持ち、相手に合せて多彩な攻め手を選択できる。
【初期体力点】
20
【攻撃力表】
1の目→攻撃力3
2の目→攻撃力3
3の目→攻撃力4
4の目→攻撃力4
5の目→攻撃力5
6の目→攻撃力5
【防御力】
0
【特殊技能】
・剣技『飛鳥斬り』
素早い二回攻撃を行う。攻撃対象を1体選んで1回賽を振り、出た目の攻撃力から1を差し引いた値を攻撃力として二回攻撃を行う。
・剣技『鎧貫き』
高い防御力を持った敵の弱点を突く。攻撃対象を1体選んで賽を振り、出た目の攻撃力から1を差し引いた値を攻撃力とし、防御力無視の攻撃を行う。
・剣技『窮鼠の一突き』
君が窮地に陥っている時(体力点が5点以下)だけに使える秘剣。攻撃対象を1体選んで賽を振り、出た目の攻撃力に4を加えた値を攻撃力とし、起死回生の攻撃を行う。
【重戦士】
かつて君は軍隊に所属しており、その腕っぷしを冒険でも振るうことだろう。
高い威力を持つ【戦技】を特殊技能に持ち、強烈な攻撃を繰り出すことができる。
【初期体力点】
23
【攻撃力表】
1の目→攻撃力2
2の目→攻撃力2
3の目→攻撃力3
4の目→攻撃力3
5の目→攻撃力3
6の目→攻撃力4
【防御力】
0
【特殊技能】
・戦技『捨て身』
自分の身を顧みない攻撃を行う。攻撃対象を1体選んで1回賽を振り、出た目の攻撃力に2を加えた値を攻撃力として攻撃を行う。攻撃後、君は自分の体力点を1点減らす。
・戦技『薙ぎ払い』
武器を振り回して敵全体に攻撃を行う。賽を振り、出た目の攻撃力から1を差し引いた値を攻撃力とし、相手全体に攻撃を行う。
・戦技『気合い溜め』
次のターンに備えて力を溜める。そのターンには何も行わないが、次のターンの君の攻撃力に2を加える。次のターンもこの戦技を使った場合、攻撃力上昇は重複して持ち越される。一度でも攻撃を行えば攻撃力は元に戻る。
【暗殺者】
かつて君は殺し屋稼業に手を染めていた。足は洗ったが、殺しの腕は健在だ。
特殊技能【殺技】の扱いは難しいが、上手く繰り出せば絶大な威力を発揮する。
【初期体力点】
18
【攻撃力表】
1の目→攻撃力1
2の目→攻撃力1
3の目→攻撃力1
4の目→攻撃力5
5の目→攻撃力6
6の目→攻撃力7
【防御力】
0
【特殊技能】
・殺技『早業』
手先の器用さを活かしてアイテムを素早く使う。アイテムを使用した後、そのまま続けて通常攻撃を1回行う事が出来る。
・殺技『致命の一撃』
相手の隙をついて大ダメージを狙う。攻撃対象を1体選んで2回賽を振り、出た目のどちらかの攻撃力を採用して防御力無視の攻撃を行う。
・殺技『毒煙幕』
手製の毒煙幕をばら撒く。攻撃対象を2体まで選んで【毒状態】にする。【毒状態】は戦闘が終わるまで継続し、自分のターンが終わるたびに1点のダメージを与える(【毒状態】は重複しない)。また、君は煙幕に紛れて身をかわせるので、次の自分のターンが来るまで防御力に1点を加える。
職業を選べただろうか。
選択した職業の『職業名』、『最大体力点』『攻撃力表』、『防御力』、『特殊技能』は冒険記録紙で確認できる。
冒険記録紙には、
・主人公の体力点の変化
・手に入れたアイテムのアイテム番号
・攻撃力表を強化した修正値
・相棒との関係を記録する相棒点
を始めとした、冒険の様々な記録を書き記しておかなければならない。
○君は物語の中で多くの敵と戦い、時には冒険の半ばで命を落とすかもしれない。
そんな時、君は『記憶の楔』を辿って冒険をやり直すことができる。
冒険の中で『『記憶の楔』を打ち込んでもよい』と書かれているパラグラフに辿りついたのならば、君はそのページに栞を挟み、そこから冒険をやり直してもよい。
さぁ、面倒くさい準備についてを読み飛ばしたならばページをめくり、
パラグラフ【〇〇一】に進みたまえ。
【https://kakuyomu.jp/works/1177354054888453186/episodes/1177354054888453964】
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