10月5日

 翌朝学校で、ぼくは早速メールの件を赤木くんに話した。


「マジかよ!? しかも4通目があの戸浪って、ホントかよ!?」


 ぼくは証拠としてメールの画面を表示させ、それを見せた。


「マジ……なんだな……」


 赤木くんはかなり驚いていた。


「でしょ? それで、このことを戸浪さんに話そうと思うんだ」


 その瞬間、赤木くんがギョッとする。


「おいやめとけって! こないだ何されたか覚えてるだろ!? オレが助けに入らなかったら殺されてたかもしれないんだぞ?」


「だけど、何も言わなかったら見殺しにしたことにならない?」


 赤木くんがはぁとため息をつく。


「ぶっちゃけ、いい気味じゃねぇか。クラスの奴らだってそう思ってるって」


 確かにそうかもしれない。

 だけど、どんな人間であっても死んでいい理由なんてない。だからぼくは絶対に伝えておくべきだと思った。


「だから……ひとりだとあれだから……。このことを伝えに行くときは赤木くんも一緒に来てほしいなぁって……」


 申し訳なさそうに言うと。


「しゃあねぇ。でも近くまで付いてくだけだからな?」


 それでも十分だった。


「ありがとう」


 やっぱり赤木くんはいい人だ。


「あ、そういやこのメールって、カムライ教の教祖に相談してみたのか?」


「――え?」


 赤木くんが突然カムライ教とかいい出したのでぼくは面食らってしまった。


 ぼくがカムライ教に足を運んでいることは赤木くんも知っているのでそこは別に問題じゃない。ただ、どうして今の話に杏珠さんが関係するのかがわからなかった。


「え? ――って……なんだよその顔。オレに話してくれたことあっただろ? カムライ教の教祖がたまに予言とかやってるって。――違ったけ?」


「違わないけど、どうして今その話が出てくるの?」


 確かにぼくは過去に赤木くんにカムライ教で杏奈さんが予言をやっていることを話したことがある。つまり赤木くんの言う教祖というのは杏珠さんのことではなく今は亡き杏奈さんのことらしい。だとしてもやっぱり赤木くんの言いたいことが理解できなかった。


「いやだって、勇の携帯に送られてきたメールの件名に書いてある“divination of the spirit”って、予言って意味だろ? だったら普通カムライ教の教祖ならなんか知ってるとか思わね?」


「ディビ――? ええっ!?」


 ぼくはさらに驚いた。


 英語が苦手なはずの赤木くんの口から“divination of the spirit”の読み方とその意味が飛び出したからと、件名に書かれている言葉の意味をこんな形でしることになったことの二重の意味での驚きだ。


 でもそれでようやく赤木くんの言いたいことが理解できた。


 このメールは予言のメールなんだから専門家に相談してみろってことだ。餅は餅屋的な……

 だけど、予言の専門家(?)である杏奈さんはすでにこの世にいない。だから相談しようにもできない。


 もしかして、杏珠さんに相談して何かわかるだろうか……?


 …………


 戸浪さんは、授業開始ギリギリの時間に登校して来たため朝は話をするタイミングがなかった。なので、昼休みまで待つ事になった。


 戸浪さん――本名は戸浪玲香となみれいか――は女子なのにケンカがすごく強い。街の不良10人を相手にして無傷で勝ったとか、正直どこまでが本当なのかわからないような噂話もたくさんある。でも火のないところにっていうくらいだから、そういう話の半分くらいは本当なんだろう。

 普通なら、そういう人は周りの大人たちが注意したりするものだ。しかし、彼女のお父さんが上納市の市長ということもあって、周りは誰も止められずにいるのだ。

 そんな彼女に絡まれたのは今年の8月、夏休みの登校日に学校に来たときだ。そのことを思い出すと今でもすごく憂鬱な気分になる。


 昼になると、戸浪さんはコンビニの袋を下げて、友人の美守さんと連れ立って屋上に行くようだった。


「おい、ほんとに行くんだな?」


 赤木くんが訊いてくる。その声は緊張をはらんでいた。緊張しているのはぼくも同じだ。だけどメールの件を伝えないっていう選択肢はない。


「うん。行こう」


 ぼくと赤木くんは彼女たちの後を追った。


 …………


 屋上の入口付近に赤木くんを残し、ぼくだけが外へ出る。塔屋から外に出ると風がちょっとだけ冷たかった。ただ、日陰は冷たいけど日向に出ると結構暖かかった。まあどちらにせよ、よくこんな時期に外でお昼を食べようなんて考えるよね――って思った。


 2人の話し声が聞こえてくる。ぼくは緊張しつつも声のする方に歩いて行く。彼女たちは日向ぼっこするみたいに塔屋に背をあずける状態で並んで座っていた。コンビニの袋などが散乱し、お昼をしながら談笑していた。


 戸浪さんは色白でブロンドに染めたロングヘアに切れ長の目をしている。何よりも特徴的なのはその三白眼。ただでさえ怖いのに、その目でちょっと睨みを効かせるだけで大抵の人間は竦み上がる。

 耳にはピアス、腕にはアクセサリ。制服は崩して着こなしている。これは本来全部校則違反。もちろん髪の毛を染めるのもダメ。――なんだけど、それを咎める教師はいない。これだけでもう彼女がいかに特別扱いされているかがわかる。

 一方の美守さんは、褐色の肌に髪をアップにしている。戸浪さんと違い温厚そうな顔つきをしていて、実際に彼女が他人に直接暴力を振るっているところを見たことはない――あくまでぼくは、だけど――。彼女もまた戸浪さんのように装飾に余念がない。でもやっぱり注意されない。

 こういう扱いの差を目の当たりにすると、どうしても理不尽さを感じてしまう。


 ――それを羨ましいとは決して思わないけど……


 最初にぼくに気づいたのは美守さんだった。


「ねぇ、玲香。あれ」


「んぁ?」


 美守さんに言われこちらを向く戸浪さん。


「あぁん? なんかよう?」


 戸浪さんが冷たく言い放つ。


「じ、じつは、言わないといけないことがあって……」


「はぁ? お前の話とか興味ないし。ってかまたボコられたいわけ?」


 眉間にシワを寄せた。


「マジ! 朝倉ってマゾ!?」


 隣の美守さんがわざとらしく驚いた。


「た、大切な話で――」


「もしかして愛の告白とか?」


 美守さんが今度は茶化してくる。


「うげっ! こんなヤツから告られるとかマジないわぁ」


「いや、そうじゃなくて」


「はぁ? それアタシのことディスってんの?」


「え?」


「アタシはコクる価値もない女ってことでしょ?」


「いや、そうじゃなくて――えっと……」


「さっさと話進めろよ! うっざいなぁ!」


「あ、えと……うん」


 美守さんが茶化したせいだとは口が裂けても言えなかった。


「その……戸浪さんが、殺されるかもしれないんだ」


 ぼくが言うと、その場がシンと静まり返った。そして、彼女たちが顔を見合わせ「ぶっ――」と吹き出してゲラゲラと笑いだした。


「何言ってんこいつ。脳みそにウジ湧いてんじゃない?」


「アホだアホ」


 事の経緯を端折って要点だけを伝えたのは失敗だったかもしれない。だからぼくはこれまであったことを説明することにした。

 笑い続けていた彼女たちは、ぼくの真剣さが伝わったのか途中で笑うのをやめて最後まで話を聞いてくれた。


「……というわけなんだ」


「あんたさぁ、それ本気で言ってんなら病院行ったほうがいいよ」


「え……」


「これから死ぬ人間の名前がメールで送られてくるとか完全に予言じゃん。予言者って嘘つきしかいねぇし」


 予言……


 戸浪さんは赤木くんと同じようなことを言った。彼女の言うことはもっともだ。赤木くんにメールの件名について教えてもらわなくても、ぼくはもっと早くにそのことに気がつくべきだったのだ。


「そうそう、ノストラダムスだっけ? あれも当たらなかったからウチらが生まれてきたわけだし」


「そいやあんたあれだっけ? なんか変な宗教にハマってんだっけ?」


「え?」


「つまりあれか、宗教にのめり込みすぎて頭イカレちゃったんでしょ? マジキモイんですけど」


「う……えっと」


 反論できなかった。ぼくはカムライ教自体に興味があるわけではなく、そこにいる杏珠さんに興味があるだけなんだけど、宗教施設に足を運んでいるという点では客観的に見れば同じことだ。

 ただぼくは、宗教にハマっている人がキモいとは思ってない。少なくともカムライ教に関して言えば、みんな普通の優しい人たちばかりだ。


「ま、もしさっきの話がホントだったとしたら、アタシを殺しにくるヤツは連続殺人犯ってことになるよね?」


 戸浪さんがそんなことを言った。


「え? どうして……」


「メールが届いた順番に人が死んでんだからそう考えるでしょ、普通。あんたアホなの?」


「た、確かに」


 ……その発想はなかった。


 でも、考えるまでもなく当たり前の話だ。これまでのメールが全部別々の人から送られてきてるなんてあり得ないんだから。送り主が一緒なら当然犯人も一緒。つまり連続殺人。


「――で、もし万が一アタシを襲ってくるヤツがいるとして、そいつをアタシが返り討ちにしたらアタシは殺人犯を捕まえる事ができるってことだよね? ――面白いじゃん」


 戸浪さんが握り拳を作ってニヤリと笑う。


「2日ってことは日曜日だね。……それじゃあ日曜日までにアタシを襲ってくるヤツが現れなかったらアンタがウソ付いてたってことで。この前みたいにボコるから」


 握った拳をシュッと風を切るようにぼくに向かって突き出した。


「う……」


「いいじゃん、経験済みなんだし」


 美守さんが笑顔で言う。


 またあんな目に合うのは正直ゴメンだ。だけど、それで彼女が死なない結果になるのなら、それはそれでいいと言える。ぼくが痛いのを我慢すればいいだけの話だ。


 それに、彼女が強いことはぼくが身を持って経験してる。それこそ下手な男子より格段に強い。そんな彼女なら本当に犯人を捕まえることができるかもしれない。


「わかったよ」


 ぼくはそう言って校舎の中に戻ることにした。


 校舎の中に入り、扉のすぐのところで待っていた赤木くんと合流する。


「伝えたか?」


「うん」


 ぼくと赤木くんは教室に戻った。


 …………


 いつものようにカムライ教を目指して自転車を漕ぐ。

 これまでは、『遠くから杏珠さんを見つめる』という完全にストーカーと思われてもおかしくない理由からそこに通っていたけど今日は違う。別の目的がある。


 教祖に相談してみたか? ――という赤木くんの言葉。


 今日の昼、戸浪さんも言っていたけど、どうしてもっと早くその事に気が付けなかったんだろうとぼくは悔やんでいた。未来に死ぬ人の名前がメールで届くって、どう考えたって予言なんだ。


 駐輪所に自転車を止めて駆け足でホールに入った。入口のそばでいつものおじさんと挨拶して、一旦呼吸を落ち着けようと、とりあえずいつもの場所に座る。


「ふぅ……。……ん?」


 失念していたことがあった。それは、彼女に相談するためには声を掛けないといけないということだ。

 杏奈さんが娘の杏珠さんをここに連れてくるようになったのは、ぼくが中学になったばかりの頃だ。つまりぼくは杏珠さんのことを5年前から知っている。だけど、相手はぼくのことを絶対に知らない――なんせ一度も話したことないんだから。


 この前ぼくの前を通り過ぎるときにこっちに向かって微笑んでくれた。ああいうことはこれまでも度々あった。でもそれはいわゆる営業スマイルとか社交辞令ってやつだ。杏珠さんは誰に対してもそういう態度をとっているのをぼくは知っている。


 もしかして本気でストーカーと思われていたらって思うと声をかけづらい。


 ――嫌な顔をされたらどうしようか……


「なんて言ってられないぞ」


 ぼくは戸浪さんを見殺しにしないために彼女に声を掛けた。もし今後もこういうメールが送られてくるなら、何もせずにいることは見殺しにすることとおんなじだ。


 知っている人は助けるけど、知らない人は助けない? ――そうじゃない。


 救える範囲で救う――これが今のぼくにできることだ。


 ぼくは勇気を振り絞り立ち上がって、杏珠さんに近づいていった。近くによってもぼくに気が付いた様子はない。膝立ちで指を絡めて手を組み真摯に祈りを捧げる彼女。すぐ近くで見るその姿はとても神秘的だった。


 彼女の無防備な背中に向かって――


「あ、あの――」


 思い切って声を掛けた。掛けてから気が付いた。


 ――これって、お祈りの邪魔してるんじゃ……


 せめてお祈りが終わったあとの彼女に声をかけるべきだったと後悔した。


「はい。何でしょう?」


 杏珠さんは立ち上がりながら振り返ってぼくの方を見た。立って並ぶと彼女はぼくより少し背が低い。


「えっと――」――まずい、なんて切り出すべきかを考えていなかった。


「あの、なにかお困りですか? 朝倉さん」


 杏珠さんが不思議そうに首を傾げる。


 何も言わなかったら明らかに不審者だ。とりあえず……って、あれ――?


「えっと、どうしてぼくの名前を?」


 杏珠さんと会話するのは今日が初めてで、当然こっちの名前はまだ教えていない。


「ああ、それはお母様から聞いたんですよ」


 お母様……って言うと、杏奈さんのことだ。


 杏奈さんがぼくのことを知っていた? 


 まぁ、その可能性は無くはない。実際、お母さんと一緒に3人で会話をしたこともあるし、それも1回や2回ではない。


 でも……ぼくのことを娘である杏珠さんに話す理由ってなんだろう?


「あの、なにか御用でしょうか?」


「えっ、あ、えと……」ぼくは慌てながらも逡巡し「最近ニュースとか見てます?」と質問した。


 戸浪さんのときは本題から入って失敗した。だからあえて遠回しに行くことにした。


「ニュース、ですか? 家に帰ってからは勉強しているのでテレビは見ないんです」


「あ、あぁ――」


 そういう答えが返ってくるとは思ってなかった。


「もしかして、新聞とかネットも?」


 杏珠さんは「はい」とうなずいた。


 それはなんだかちょっと寂しすぎる気がした。でもそれはきっと一宗教の教祖のかくあるべき姿なのかもしれない。


 ――って、感傷に浸っている場合ではない。


「えっとそしたら、上納市で殺人事件が起きたの知ってます?」


「え?」


 杏珠さんが眉をひそめた。


 しまった――


 いきなり殺人事件の話なんていくらなんでも変すぎたか?


 すると杏珠さんは悲しそうな表情を見せ、


「それなら知っていますよ。怖いですよね……まるで、母の言っていた『世界の終わり』の前兆なのではと思ってしまうくらいです」


「ああ――」


 確かにそういう捉え方もできるのかと思った。


 それと、どうでもいいかもしれないけど、杏珠さんはさっき杏奈さんのことをお母様って言ってたのに母って言うようになってた。

 もしかして、ぼくとフランクに接しようとしてくれてるのかもしれない……というのは考えすぎかな?


「それで、そのことがなにか?」


「ええ、えっと、じつはですね、これを見てほしくて」


 そう言って、携帯電話に例のメールを表示して杏珠さんに見せることで、強引に本題に繋げた。


「これがなにか……。あっ――」


 メールを見た杏珠さんは気が付いたみたいだった。


「そうなんです。本文に書かれている――」

「この件名、ディヴィネイションオブザスピリットじゃないですか!?」

「――人が殺され……え? ディ、デビ?」


 杏珠さんは本文に書かれている名前ではなく件名に着目したようだった。しかもその発音は今朝赤木くんが言っていたものと同じだった。


「この件名に書かれている文字はディヴィネイションオブザスピリットと読むんです」


「たしか、予言って意味ですよね?」


「よくご存知ですね!」


 パッと表情を明るくさせる杏珠さん。


 こんな間近で彼女の笑顔を見られたことに、心の中で赤木くんに感謝した。


「この“divination”という単語は予言という意味なんです。そして“the spirit”が神を表します。だから“divination of the spirit”で『神の予言』という意味になります」


「神の……予言……」


「母が生前ここで予言を行っていたのをご存知ですよね?」


 よく知っている。予言のある日は必ずお母さんに連れられてここに来ていたから。


「母は、皆さんの前では予言としか言っていませんでしたが、家族や幹部の人たちの前ではその予言のことを『divination of the spirit』と表現していたんです」


「へぇ……あれ? でもそれって変じゃないですか?」


「私もそう思いました。どうしてこのメールに私たちしか知らないはずの言葉が付けられているんでしょうか? ――ちなみにこのメールは何のメールなんですか?」


 そう言われて、ぼくは杏珠さんに本題を話していないことに気が付いた。


 ぼくは改めて彼女に本題を説明する。


「――ということなんです」


「なるほど、そういうことだったんですね」


 杏珠さんは得心がいったと首を縦に振る。


 それから頬に手を当て、


「ですが、お役に立てそうにありませんね」


 と悲しそうな表情をする。


「いえいえ! 件名の意味が理解だけでもかなり役に立ちましたよ。はい」


 実際はほとんど役に立ってないけど、杏珠さんに悲しい顔をさせたくなくて適当なことを言った。


「そうですか? そう言っていただけると嬉しいです」


 彼女の表情は一転、笑顔になった。その笑顔を見て自分の頬が赤くなるのがわかった。それをごまかすようにして、「ありがとうございました」と逃げ出すようにしてホールの外に出た。


 外は日は完全に落ちて、空には星が出ていた。時折吹く風が火照った顔の熱を冷ますようで気持ちい。


 ぼくは気持ちを切り替えるように、大きく息を吸っておもいっきりはきだした。


「帰ろ」


 ぼくは家に帰ることにした。


 …………


 家に着くと部屋の中は真っ暗だった。

 電気をつけて、ダイニングのテーブルの上に夕飯と書き置きがあった。

 書き置きには『急な仕事が入ったので会社に行きます。夕飯はちゃんと食べてね』と書いてあった。

 テレビを点けると、たまたま映っていたニュースでは上納市で起きた2つの殺人事件について報道されていた。警察はその2つの事件を同一犯によるものとして捜査を進めているとのことだった。


 ぼくは携帯のメールを見た。3通目には鳩場詩愛、4通目には戸浪玲香と書かれている。これから先のことなんてわからないけど、何事もなくあってほしいと願うばかりだった。

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