第7話 正解はゴブリン(Lv1)でした。
方角もわからない森の中を歩き始めて体感20分。
一本道を発見したからそれに従って歩いていく。
すると物陰から緑色の肌の色をした小人(ゴブリン)が出てきた。
もしゴブリンでなかったとしても敵であることに間違いはないだろう。
確信できる理由なんてものは無いが。
相手は丸腰でこちらにまだ気づいていない。
腰から短剣を取り出す。
この短剣をあのゴブリンに突き刺すことを想像したら、手が震えてきた。
手は震えているが頭の中は冷静で、どう倒すかを考える余裕があった。
武術経験のない俺ができることといえば、突き飛ばし・突き刺しぐらいだろう。
突き飛ばせても、突き刺しの所で手が止まる可能性があるが出来なければ死あるのみ。
そうなれば比較的安全そうな方法をとるべきだろう。
その名も…
『対ゴブリン戦術』
である。
やり方は簡単。
1.ゴブリンを木に対して突き飛ばす。(助走をつけるとなお良い)
2.ゴブリンの腹にドスッと短剣を突き刺す。(もちろん勢いよく)
3.引き抜いて、ゴブリンの喉に短剣を差し込む。(余裕がなければめった刺し)
4.持ち方を逆手に変えて横に掻っ切る。
単純だが、うまくいくかはわからない。
でもここで第二の人生(?)を終わらせたくないし、頑張りますか。
やっぱり俺はこんな状況でも余裕があるらしい。
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