第3話 まさかの

俺が現在いるところはどこだろうか。 


目の前に広がるのは白い空間で自分の感覚的に浮いている。


状況に困惑していると手のひらサイズの文字が現れる。


『あなたには異世界転生をしてもらいます。


そこでクラス転移してくる高校生を倒してください。


高校生達は全員チート持ちなので、あなたにもチートを授けます。


いきなり呼び出してしまって申し訳ないということもありあなたの好きな容姿で転生させます。


因みに行動不能を目的としていますが殺してしまっても構いません。


どうするかはあなたに一任します。』


どのような人物がこの文字を表示させているか知らないがその要求に乗るつもりは無いぞ。


いきなり適応できるほど俺は単純で馬鹿ではない。


『申し遅れました。


私はこの世界の破壊神を魔神をやっております。


もしも困ったことができたのなら私の部下である魔王を頼るといいでしょう。


あと、あなたの左の手のひらに魔神の紋章を貼っとくので高校生達とは強制的に敵対するでしょう。


ですがご安心を、あなたの種族は人間に設定しておいたので紋章さえ見せなければ人間と敵対することもございません。


言っていることが支離滅裂ですが、それについてはご容赦下さると助かります。


では、異世界生活をお楽しみください』


最後の文字を読み終わった瞬間に俺の意識はまた飛んだ。

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