色を描く #4(終)
*
卒業式の日を迎えた。天気もよく、三月にしては少し気温が高めではあったが、おかげで式中に凍えることもなく、何事もなく式が終わった。
この高校では形式的に午前中が卒業式、午後が部活の卒業生を送る会、となっているので、式が終わってから各々の部活の集まりまでは、教室で卒業生同士や先生たちと卒アルの寄せ書きを交換し合ったり写真を撮ったりしていることが多い。しかし陸上部では卒業生を送る会、というのはやらないで、夕方に部のみんなと学校の近くの、よく打ち上げに使ったお店に食べに行くのが慣習だったので、午後が丸々空いていた。ので、卒アルのメッセージだったり、写真だったりを集めていた。
そこで、どうせ時間もあるのだから、部活の顧問だとか過去に担任をしてくれた先生だとか、今までお世話になった方にもひとこといただけたらなと思って、特別教室棟にある職員室へ向かった。すると、廊下にすでに人だかりができていた。この学校の職員室前の廊下には、自習するための机と椅子が置いてある。自習中に何か聞きたいことができたらすぐに先生に質問ができるように、というものだが、今日はこんな日だから、寄せ書きを書くために机があると便利なのだろう。その人だかりの中心にいたのは、意外な人だった。
「安里先生……?」
囲まれていた先生は面倒くさいと言いながらも、寄せ書きをもらいにきた生徒一人ひとりにきちんとコメントを返しているようで、もらい終えた生徒から「先生がこんなこと書くなんて意外! っていうかめっちゃうちらのこと見てたんだ!」などと言われている。その光景を目にしたとき、千種の胸に去来したのは痛みだった。
…………どうして? 先生が生徒に対応するのは普通のことなのに、どうしてあたしは苦しいの? 泣きそうなの?
気がついたら千種は、踵を返して教室棟へと戻っていた。どうしてもあの光景を見ていたくなかった。気がつきたくなかった。先生が見ていたのは別に自分だけではないことに。
…………本当は。本当は、どこかでは理解していた。自分だけが特別じゃないことなんて。それでも、特別なような何かでいたくて、見ないようにしていたんだろう。だってそれが心地よくて嬉しかったんだから。そして、自分は他とは違う扱いであってほしいと、期待してしまっていたんだから。
否応なく自覚させられたその感情は、千種にはあまりに荷が重いものだった。持て余す、とか生ぬるいレベルではなく、何をどうしていいかが分からない。だって、今までこんなに誰かの特別でありたいと思ったことも、相手に期待してしまうことも、経験したことがなかったのだ。自分の中にこんな感情が生まれるなんて、思ってもみなかった。こんなどうしていいか分からないもの、持ちたくない。暴走したらどうなってしまうか予想がつかない。怖い。助けて、誰か。まるで自分の心に化け物を飼っているみたいだ。
「……どうしよう」
こんな気持ちを抱えたまま、教室には戻れない。笑って取り繕う自信がない。
「……図書室行こう」
あそこなら、きっといる人は少ない。少なくとも、知り合いはいない気がする。というのも、図書室は、千種が所属する二組もある、教室棟西側からだと行くのが少し面倒くさいからで、千種も年に数回しか訪れていなかった。着いてみると、案の定知り合いもおらず、それどころか利用者もいなかった。
「あら、珍しいお客さん」
蔵書を見物していたら、カウンターからそんな声が飛んできた。
「桜澤先生」
声をかけてきたのは、図書室の司書兼古典の桜澤先生だった。千種は国語系科目が大好きだったので、一年の頃も、文理選択後の二年以降もよく桜澤先生と授業で読んだ古典の中身の感想などを話していた。たぶん仲のいい先生、に入ると思う。せっかくだから、と桜澤先生に寄せ書きをお願いします、とアルバムを渡すと、綺麗な字でメッセージをくれた。
「もう卒業しちゃうのに、みんなと思い出作りしなくていいの?」
アルバムを千種に渡しながら桜澤先生はそう言って、千種はその問いに歯切れ悪く答えた。
「したい人とはもうしたか、する機会がまだ残ってるので……」
部活のみんなとは夕方から一緒に騒ぐし、同学年でもそれなりに仲の良かった人とはもう写真を撮ったりはしていたので、その言葉はあながち間違いではなかった。でも、本心でもなかった。言いながら、辛い、と思ったのだから。どうして辛いと感じたかは、分かりたくなかった。
「……何だか、浮かない顔ね。せっかくのこの佳き日に」
「ちょっと混乱してるというか、そんな感じで」
「混乱?」
「なんか、自分の気持ちに整理がつかない、みたいな……」
川島さんがそんな風になってるのも珍しいわね、と桜澤先生は言う。確かに何かで悩んでいたりしても、学校じゃ絶対に出さないように心がけていたから、学校でしか会わない人にとっては意外なんだろう。
「私に話せそうなら話してみたら? 口に出すと整理がつくことって多いわよ」
「うーん……」
桜澤先生はそう言ってくれたが、そう言われたところでどう話せばいいのかが千種には分からない。
「……なんか、自分は勝手に相手のいちばんでいたつもりになっていたけど、本当はそうじゃないってわかってて、でも見ないふりして、やっぱりそうだと突きつけられて、悲しくなった、というか……」
しばらく考えて、やっと口に出せた文章はこうだった。やっぱりまだ整理がついてない気がする。しかし、その言葉を聞いた桜澤先生は、すぐに千種にこう言った。
「あら、なんだか恋煩いみたいね」
「……恋煩い?」
恋?
「だって、いちばんでありたいと、特別でありたいと思っていたからそうじゃなかったことに悲しいんでしょう?」
「え、はい……」
「だったら、そのお相手に何か特別な感情を持っているってことだと思うわよ。それが恋愛感情かどうかはさておき、川島さんにとって特別な人なのは確実でしょうね」
特別?あの人のことが?というかこれは、この気持ちは。
「……これって恋、なんでしょうか……?」
「それは私には分からないわ。川島さんが決めることよ」
これが恋、なのだとしたら。そうだとしたら、自分は。
「……ありがとうございます、少し冷静になれたと思います」
「そう?それならよかったわ」
そう言って、桜澤先生は優しく笑う。
「そろそろ教室に戻ります。本当に今までお世話になりました、ありがとうございました」
「いえいえ、私も川島さんと仲良くなれて嬉しかったわ」
そんな挨拶を交わして一礼し、千種は図書室を後にした。
「川島さんに、幸あらんことを」
千種の背中に、桜澤先生がこんな言葉をかけていたことは、図書室の本たちだけが知っていた。
*
この気持ちは恋なのだろうか。恋煩いと言われてどこか腑に落ちた部分はある。
だけど、でも。
「あ、千種いたー! 卒アル書かせてー!」
教室に戻ると、違うクラスの陸上部の何人かが遊びにきていた。
「いいよ、けどあたしこれからちょっと席外すね」
「あ、じゃあ書き終わったら置いとけばいい?あとさ、あとででいいからうちのも書いて」
「うん、よろしく。またあとでね」
そう言い置いて、千種は通い慣れてしまったあの部屋に向かった。誰もいる気配がなかったが、鍵は開いていたので勝手に入った。予想通り、中は誰もいなかった。
……もしも、もしもこれが恋だとするなら。
「だったら、こんなの、知りたくなかった……」
千種は、いつも先生が座っていた椅子の前に立って、そう呟いた。だって、こんなの。自分勝手で、相手の都合なんてまるで考えてないような、こんな気持ちなんか。
それから、一体いつまでそうしていただろうか。いつの間にか日が傾き始めたことにさえ気がつかないで、いつまでもそこに突っ立っていた。
「あれ、何してんの。卒業式の日まで、というかこんな時間なのにこんなとこ来て」
背後からそう声をかけられて我に返った。誰の声かなんて、そちらを見なくても分かる。だって、きっと、今いちばん千種が聞きたくて、聞きたくなかった声だったのだから。
「……安里先生こそ、大人気だったみたいじゃないですか。まだ用事あって探してる人とかいそうですけど、こんなところにいていいんですか」
ここへ足を運んだのは自分のくせに、来て欲しくなかった。会いたくなかった。どんな顔して先生の方を向けばいいのか分からない。
「いい加減もう終わったわ。お前こそ、こんな日になんでそんなにやさぐれてんの?」
「先生には関係ないです」
口からは、心と真逆の言葉が飛び出た。ほんとうは、先生にこそ関係があるのに。関係があるからここに来たのに。会いたくなかったけど、来て欲しくなかったけど、何かを期待してここへ来たのに。
「だから、取り繕うならもっと上手くやれって。全然隠せてない、全部出てる」
「…………だって」
その通りのことを指摘され、言い返そうと顔を上げて先生を睨むと、先生は何かを悟っているのか何なのか、今まで千種が見た中ではいちばん優しく笑っていた。まるで、親が子どもに向けるような、ただただ慈愛に満ちているような。その顔を見て、ついに堪えきれなかった雫がひとつ、頰を伝った。
隠せるわけがないじゃないか。こんなもの、こんな、自分じゃどうにもできないこんな感情。どうしていいか分からない。
「……その様子じゃ、気づいたみたいだな」
やっぱり、先生はもう分かっていたらしい。千種が持っていた感情と、それを何と呼ぶかということに。
「……そうですね、気づきました」
自分が、今目の前にいる人に、恋心を抱いてしまったことを。でも。
「だけど、知りたくなかった、気づきたくなかった!」
恋心が内包する、嫉妬心やそういうものが、こんなにも自分じゃどうしようもならないものだなんて知らなかったから。こんなにも醜い気持ちだなんて知らなかったから。
だって、恋って、もっとキラキラしたものだと思ってた。みんな幸せそうにその話をするんだから。ずっと、照れながらも幸せそうに話しているみんなが羨ましかったんだ。それを知りたいと、漠然とだけど思っていた。きっと、憧れも少なからず抱いていた。なのに、なのに。
「こんなに苦しくて、醜くて、自分本位な感情、いらない! こんなもの欲しくない!!」
泣きながら、千種は叫ぶ。ほとんどただの八つ当たりだった。
「……クロマトグラフィーって、知ってるか」
黙って千種の叫びを聞いていた先生は、唐突にそんなことを言った。知っているかと問われたそれは、千種には聞き覚えがある単語だった。いつかの授業で、この人から聞いたのだから。
「クロマトグラフィーって、あれですよね、分離するやつ……」
「うん、まあ大雑把に言えばそう」
「それがなんだって言うんですか」
あまりに突然話を変えられた気がして、さっきまでの混乱が少しだけどこかへ消えた。
「恋は、たしかに醜くて黒い部分も多く含んだ感情だよ。嫉妬心だったり、独占欲だったりがいい例だろうな。そういうのに振り回されてダメになるやつらもたくさん見てきた」
だけど、と先生は続けた。
「そういう部分が目立つから醜いものだと思うかもしれないけど、それだけじゃないよ、恋は。……最後に一つ、実験をしようか」
「実験って、今ここで?」
卒業式の日に実験をするなんて聞いたことがない。
「クロマトグラフィー、やったことないでしょう。まあ俺が面倒くさくてやらなかっただけだけど」
そう言いながら、先生は机を雑に片づけて、スペースを作った。
「川島、化学室から試験管持ってきてくれるか。一本ありゃいい」
言われた通りに隣の化学室から試験管を取ってくると、さっき作られたスペースにスタンドが立っていた。この一瞬でどこから出してきたのだろうという疑問はこの際据置く。
「ありがとう」
先生は試験管を受け取ると、その中に液体を少しだけ入れてスタンドに固定した。次に細長い紙に黒いインクを垂らし、試験管内の液に紙の先が少し浸るようにして、紙が試験管内に落ちていかないようにクリップで端を固定した。
「見ててみ」
そう言われて、千種は黒いインクでできた点を見つめた。インクはゆっくりと紙の上を移動しはじめる。
「黒って、すべての光の波長を吸収するから黒なんだよ。全部を飲み込んだ色。だから、黒い、って事実だけでものを語るのはナンセンスだと思うわけ」
移動し始めたインクは、少しずつ、黒、ではなくなっていく。
「恋に対して醜い、と思う感情を黒とするなら、それだけの情報で否定してほしくない。それは、心に対してあまりに残酷なことだから」
紙の上には鮮やかさが生まれ、そして。
「……三原色」
黒を構成する色に分かれた。
「黒色だって分けてやれば、こうやって綺麗な色になる。恋も同じで、集合体になって全体で見たら醜く思えるかもしれないけど、幸せだと感じることも混ざってる。実際、なんだかんだ言いつつも楽しかっただろ、ここに来るのは」
「……はい」
それは認めざるを得ない事実だった。口では恨み言もたくさん言ったけど、それもすべて思い返すと最初に出てくる感想は『楽しかった』だったのだ。
「それは、恋の『綺麗な色』の部分だと俺は思う。だから、それまで否定しないでほしい。川島、クロマトグラフィーの名前の意味って、なんだと思う?」
「意味なんてあるんですか?」
「『色を描く』らしい」
一九〇六年、あるロシアの植物学者が、炭酸カルシウムでできた分離管に植物色素と溶媒を通すと、色素が帯状に分離することを発見した。これを、その植物学者は『色を描く』、クロマトグラフィーと名付けたのだ、と教えてくれた。
「色を、描く……」
「そう。恋が黒くて醜くて嫌だと思うなら、その中から綺麗な色を探して、新しく何かを描けばいい。そうやって自分の感情を整理していけば、いつかこれでよかったと思える日が来る。それまでにもがいた経験は、宝物になるよ」
「そんなこと言われても分かりません」
「分かるわけないと思って話してるから大丈夫」
何が大丈夫なのかと突っ込みたくなったが、多分今はそれを言うべき時ではないと思ったので堪えた。
「大人である俺が保証する。それは経験することに意味がある。たとえ結果がどうであれ。だから、存分に悩んでもがけ。今しかできないことだ」
「経験、することに……?」
「そう。で、大人になってどうするか答えが出たその時に、もし必要があったら俺のとこにおいで。待ってるとは言わないけど、どうせ独りでのんびり好き勝手やってるから」
「そこで答えを与えてはくれないんですね」
『答え』が分からないことと、遠回しに出直して来いと言われていることが悔しくて、意図せずに拗ねた口調になった。すると、先生は苦笑した。
「本人のことは本人にしか答えは出せない。答えのようなものを与えてくれる奴は、優しいと見せかけて混乱した相手を自分の思うとおりに誘導したいだけだろう。俺はそこに付け入るような趣味はない。悪い大人は付け入ったかもしれんがな」
「それは先生が悪い大人じゃないってことですか?」
「そう言いたいところだけど、それとは別方向に悪い大人だから」
「なんですかその屁理屈」
「変なのに引っ掛かったなあ、川島」
「最初に釣り針落としてきたのは先生です」
「ほんと、面倒くさいというか細かいよな、お前」
「うるさいです」
「まぁそういうのに引っかかった俺も俺だけどな。……そろそろ仁科のとこにでも行ってやれ。今頃めちゃくちゃ心配してるだろ」
千種がこの部屋にいつからいたかなんて一言も言ってはいないが、どうせこの人のことだから、ずいぶん長く千種がいたことくらいお見通しで、それゆえに心配してるだろ、になったのだろう。だから、千種も普通に答えた。
「そうですね」
卒業式といっても先生がいる手前、校内では携帯で連絡が取れない。というかそもそも、千種はここに身一つでやってきているので携帯もなにも持っていない。となると、杏璃に会うには目撃情報を頼りにするしかない。
「じゃあ先生。……また、いつか」
いつか、に込めた願望のようなものを、先生は気づいただろうか。でも、気づいていなくてもそれはそれでいいや、と思った。
「おう。気を付けて帰れよ」
*
準備室を出て、手近な人から情報を集めると、杏璃は千種のクラスにいるらしいとのことだった。そして教室に戻ると、待ち構えていたらしい杏璃に、即座に飛びつかれた。
「千種ぁー!!」
「うわっ」
「どこ行ってたの! 荷物も携帯もあるのに本人居ないし、ちょっといなくなるって言ってどっか行ったって聞いたのにぜんっぜん戻ってこないし、誰も行方知らないし! 何があったかと!!」
「いや、ちょっと、うん。……ごめん」
あまりにものすごい勢いだったので、思わず少し身構えてしまった。
「許す!! でも心配したから打ち上げの後アイスね!!」
これは千種には拒否権がないので、もう決定事項として受け入れるしかない。
「でも打ち上げの後って、もう夜だよ? さすがに寒くない?」
「チャリ漕ぐからへーき!! ……って、あれ?目……」
腫れてない?とは声に出してこそ言わなかったが、彼女が何を聞きたいのかは嫌でも伝わる。そして、彼女になら話してもいいというか、話さないといけない気がした。
「うん。アイスの時にでも話すから待ってて」
「……うん、わかった」
何かを察したらしい杏璃は神妙な面持ちで頷いた。確かに千種にとっては一大事だったし、この先も忘れることのない出来事だっただろうけど、杏璃にとってはそんなに深刻な話ではないのに。そう思うと、彼女のこういうところに自分は救われてきたのかな、と思った。
「あ、川島さんいたんだ。よかった」
杏璃との話が終わったところで、杏璃と一緒にこの教室にいたらしい神城がそう言った。でも神城には千種の行方が判明して「よかった」になる理由はないはずだ。
「なぜお前によかったと言われなきゃならない」
「川島さんって案外ひどいよね? 『千種どこ?まだ帰ってこないってどういうこと??』ってどんどん落ち着かなくなって大捜索大会しそうになる杏璃を宥めすかしてた俺の身にもなって??」
……ああ、この2人は何となく分かってたんだな。それで、邪魔しないでいてくれたのか。
「……ありがとう、とてもとても不本意だけど」
「川島さんから俺に対するものとしては最上級のお礼だね、それは」
千種の礼とは言えないそれにも、神城は笑って言った。すると、そのやり取りを見ていた杏璃がすかさず言った。
「え、いいよ千種。こんなのにお礼なんて」
「ねえだから杏璃さん、いい加減俺凹むって」
「樹なんて千種に比べたらまだまだこの辺だからね!」
と言って、杏璃は足下を指差し、それに神城が項垂れた。
「……ふふっ」
そのやりとりがあんまりおかしくて千種が笑うと、それにつられて2人も笑った。
(fin)
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