第220話【怒りの終わり】

メフィストフェレスは薙刀を振り払い、 突いて来た。


「魔法使いだろ!? 魔法使えよ!!」

「五月蠅い!! 貴様はこの手で殺さなければ気が済まない!!」


メフィストフェレスは攻撃を避けるグレートヒェンを打ん殴って吹き飛ばした。


「外術【一発必中】!!」


巨大な銃弾がメフィストフェレスに迫る。

しかしメフィストフェレスは銃弾を殴って破壊した。


「なっ!? 外術を素手で!?」

「何だ貴様はああああああああああああああ!!!」


銃弾の破片をクレールに投げ飛ばすメフィストフェレス。


「ぐわっ!!」


破片が体に刺さり血が噴き出すクレール。


「く・・・」

「はああああああああああああああ!!」


ファウストの死体でブーストした身体能力で殴りかかるグレートヒェン。

だがメフィストフェレスはその身体能力に真正面から張り合った。

殴りかかるグレートヒェンの拳を龍の頭蓋骨で受け止めた。

グレートヒェンの拳は弾かれて押し出され体制を崩し押し倒される。

メフィストフェレスは薙刀で追撃を行うも、 グレートヒェンは押し倒された勢いを利用して

バク転をかまして後ろに飛び仰け反った。


「黙って殺されろ!!」

「!?」


異様な速さで近付いて来るメフィストフェレス。

驚くグレートヒェンは腕を掴もうとするが、 メフィストフェレスは意に介さず動こうとした

だがファウストの死体の力をフルに使ったグレートヒェンに止められる。


「こぉんのお!!」


メフィストフェレスが頭突きをする。

グレートヒェンもファウストの頭部を腹部の鎧の穴から射出して頭突きをさせる。


「ぐっ・・・!!」

「がっ!?」


頭から血を流すグレートヒェン。

いきなりの攻撃に戸惑うメフィストフェレス。

次の動きが早かったのはメフィストフェレスだったが


「!?」


飛び上がったファウストの頭部が

メフィストフェレスの腕に噛みつき肉を噛み千切った。


「・・・・・Fly」


空を飛ぶメフィストフェレス、 ファウストの頭部は地に落ちた。


「・・・ファウストと共に戦うと言うのならば仕方がない

私も本気を出そうじゃないか」

「外術【一発必中】」

「ShockWave」


巨大な銃弾を空に居るメフィストフェレスに発射するクレール。

しかしメフィストフェレスは相手を見る事もせずに

衝撃波を撃ち銃弾を粉砕しクレールを吹き飛ばした。


「・・・・・ヤバい」

「今更気が付いても遅いわ」

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