第5話

 女性はか弱く、強い男性はか弱い女性を守るもの。

 この価値観は、必ずしもすべての国民に合致しない。


 外では良い顔をしながら家では母に八つ当たりするを持つ少女は男性に父の様な恐ろしい裏の顔が有ると思い恐れを抱いている。

 良い男で有る事が社会的な優位性を持つ社会で悪い部分を見せる者は少ないだけで父の様な男性が普通かも知れないと思いながらも、良い男性が居る期待も捨てきれない少女は不安から男性との交流が苦手。

 人が持つ裏の顔を早期に気付いた少女は弱さを強調して男性へ媚びを売る同性と交流する時は裏と表の顔が当たり前で気が楽だった。分からぬ不安が男性と交流する障害に成っていたが、断定している女性に対して不安は抱いていない。


 男性からお付き合いを迫られていた時、不思議な女性と出会った。

 少女男性と対等に口論する様子から女性の男性的な内面に惹かれた。

 男性から守られたい気持ちを抱きながらも裏の顔を恐れて不安を抱く少女は、自分を守るために強さを見せた女性なら、不安が無いと思い、私を守って欲しい(意訳)と告げた。男性へ告げたら愛の告白、の様な内容を言われた女性は戸惑っていた。

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