君が泣くまで告白するのをやめない

西藤有染

プロローグ

 俺には好きな人がいる。

 彼女の名前は御崎歌織。高校の時のサッカー部の1個下のマネージャーで、今は同じ大学に通う同期だ。

 

 今日、俺は彼女に告白する。


「御崎歌織! 君が好きだ! 付き合ってくれ!」

「帰ってください」


 これは、俺が彼女に思いを届けるまでのお話。

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