殺戮機械
KotoRi
プロローグ
唐突だが、昔話をしよう──
当時、日本ではいつからか3種類の
3種類の
1種類目は──「
2種類目は──「
そして、3種類目は──
「
さて、この
当時は、
しかし、ある日突然に「α」と名乗る人物が現れた。
彼、もしくは彼女は、国内有数の優れた機械技術を持った技術士だった。
「α」はなんの前触れもなく、気づいた時には圧倒的な戦力を持つ
そして、制作した
しかし、それらの
政治家や国の軍はハイスペックな兵器が手に入ったと喜んだが、「α」は
多数の技術士達が「α」の
結局、これを聞いても「
だが実際、「
なんてったって、「α」
──「
そして、「α」が
日本の技術では比較的安価に創れる
仕事なども
しかし、平穏な日々は1機の
その
そして、ウイルス感染をし、
そのウイルスのせいか、多くのヒューマノイドが人間に敵対心を持つようになり、ヒューマノイドは制作時に定められた規定を破り人間を攻撃するようになり多くの国民が死に至った。
ただの愛玩用、侍女型だった
武器は共通して、
──建造物は破壊され。
──国の権力を奪い。
──政治家も日本の首相だって見境なく、人間を殺戮していった。
この事態と2種の
見捨てた。
日本の
ちなみにこの妨害電波。物凄く強力であるため、ウイルスデータでなくとも日本からの通信を妨害するのである。
つまるところ日本は──
完全に孤立したのだ。
飛行機や船は出せない。
彼らの視覚機構に感知されれば、そこで「死」だ。
その為、殺されなかった少数の日本人は
──しかし、人類もこのまま機械に殺されて終わってしまうほど愚かでは無かった。
殺められていない政治家達は考えた。
──どうすれば
今、人間が持っている戦力では……歯が立たない。
そして、1人の技術士が言った。
「そうだ……。
かつて、「α」が産み落とした圧倒的殺戮兵器──
彼らなら、
しかし、それらは何人もの技術士の手にかかっても起動させることは出来なかった、未知の代物だ。
今更起動させるべく腕を奮ったところで……今までと結果は変わらないのであろう。
政治家と技術士達はそこまで思考を巡らせると悲観の溜息をついた。
葬式のような雰囲気の中、1人だけその場に似合わない意気揚々とした面持ちと声の少女が手を挙げた。
「わたし!動かせるよ!まさかぁひゅうまのいど?ってやつ」
ここから、彼女──優希カエデの物語は始まった。
殺戮機械 KotoRi @kotori_501061
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