これは絶妙なオチですね。読者の予想をすかしたようにも、何か含みがあるようにも読めます。

読んだ後に、実はミヤモトは何か仕掛けをしているのではないかと思わされるような作品です。終わった後でも、読者の頭に(？)が残るあたりがうまいなと思いました。

企画に参加していただき、ありがとうございました！
怪我をする場面が読んでいて目を覆わずに済む描写でした。「自分の左手から小指が飛んで行くのをしっかりと見届けた」なんて小噺のような軽さがあって、お気に入りの一文です。
年老いた看護婦の"雄"叫び(女性なのに！)も、当人はもちろん必死なのでしょうが、申し訳なくもつい笑ってしまいますね～。
他の方のコメントにもあるように、ミヤモト先生には絶対後ろ暗い秘密やら自分の身を削っている真相やらがあるに違いないぞ……と身構えていたのですが、そういう(私を含め)ミステリ脳な人達は裏切られつつもホッと胸をなでおろせるラストで、これはこれでいいね！と思いました(笑)
今回のテーマとして指定させていただいたメリーバッドエンドという観点では……、腹痛持ちはミヤモト先生にとって困ったことである一方、奇跡を受けた店主が最後に言った「俺は安心したね。彼も人間だって分かって」という言葉に読者も同意できる点で、メリーバッドエンドが成立しているように思いました！

はじめまして、自主企画からきました。

ラストにどんでん返しが‥‥との事だったので、てっきり先生の身になにかあるんじゃないかとハラハラしましたが素敵な終わり方でしたね！

それにしても看護婦さんがミヤモト先生を呼ぶときの威勢がサイコーですね！笑

「感想言い合い企画」から参りました。
いやー、秀逸なラストですね。
短編はこうでないと！というお手本みたいでした。
読み巧者だとうぬぼれている読み手をコロンと素直に転がす手腕に
脱帽です！

等価交換かと思ってました。先生が死んじゃうんじゃないかと。見事な伏線回収でした〜

企画から参りました。
途中まで先生が命を削って治療しているのではとドキドキしながら読んでいましたが、最後の最後でコロッと来ました。
参りました。