第三章 彼女の部屋-Quarto dela

 

そして侍が女の子の思うがままに連れて行かれました。


 すると女の子はある部屋のドアを開けました。


女の子:「ここはうちの部屋だよ!モモちゃん!」


 モモはその女の子の部屋らしき場所をまじまじと見渡しました。


 モモ(侍):( 今は一体何年なのか? 見るものすべてがまるで違う。それにこの子の口調や身なりも..... まっ、まさか... 拙者は未来に転生してしまったのか?!)


 すると女の子はベッドの隣 にカバンを置きその中に猫になったモモちゃ.. 侍を入れました。


 そして女の子は小声で侍に話しかけました。


 女 の子:「しばらくそこにいて、パパがここに来て、もしも君がパパ に見つかったら大変なの。」


 するとそこに背が高く 、気品の高い、女の子の父親らしき男性が彼女の部屋に入って来ました。


 女の子:「お父さん.. 」


 ロバ ート: 「アンネ、私がお前に渡したあの紙をすべてしまったみたいだな。」


モモ(侍):「... なるほど、この子はアンネと言うのか。」


アンネ:「はい、すべて この2つの カバンの中に入っています。」


 ロバート:「それでこそ私の娘だ、さてと、私達はこれからそれを諸葛しに行く。」


 アンネは少しためらって父親に質問をしました。


 アンネ :「.. 質問があります、これらの紙は一体何なのですか?」


 ロバートは彼女を見つめ、説明を始めます。


 ロバート:「そんな物お前も分かっているだろう?、私の犯罪の証拠履歴、公金の不正流用 、賄賂などだよ。」


 彼はまるで当たり前の様な顔で平然と説明しました。


アンネ: 「またですか.. ?」


 ロバートは、はぁとため息をつくと、彼女の部屋の戸棚に飾ってあるロバートと子供の頃のアンネとそして..


 アンネの母親であろうアンネと同じ綺麗な茶髪の色をした女性が写っている写真棚を見ながら会話を続けます。<br>

 <br>

 ロバート:「お前は何も理解していない、まあしょうがないお前はまだ16歳、だ。


お前はただ黙って私に従えばいいんだ。明日は捜査官がここに来るだろう。彼らにもしも何かを言うのなら、お前は自分の母親のように死ぬ、いいな?.. 」


 アンネは目を伏せたまま黙りこんでしまいました。


アンネ: 「 ... 」


 ロバートはアンネの返答も待たずに続けます。


 ロバ ート :「そして、私が言った通りに 計画の駒を進めれば良いんだ、お前は盲目だが、常人よりも耳は優れている、お前はただ黙っていればいいんだ、分かったか?」


 アンネは目を伏せたまま、か細いい声で返事をしました。


 アンネ: 「... はい。」


... その部屋に数秒の長い沈黙が流れました....

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