第4話 パソコン

仕事で使っているパソコンがつかなくなった。

昨夜までご機嫌で動いていたのに、電源ランプが点滅するだけで真っ暗だ・・・


電源ランプが点滅しているのは、電源ボックスかマザーボードのどちらかが異常らしい。


まず、電源ボックスを交換してみよう。

もう使わなくなったパソコンを手当たり次第、探した。。。。


サイズはちょっと大きいけど、コネクタは同じだ。

そのまま挿して使える。


うん、これは使えそうだ。

理系出身の平凡な人らしく目的に向かって一直線だ。


早速、交換してみる。


コネクタは問題なく挿さる。

スイッチを入れたらパソコンも普通に起動する。


やった!使えるやん!


でも、サイズがちょっと大きいだけで、電源はパソコンの中に収まらない。

パソコン本体の横に電源ボックスがむき出しで置いてあり、そこから、パソコンの中に何十本ものケーブルが入り込んでいる。


不細工だ・・・・


でも、これで仕事はできる。

仕事を始めた。



ちらっとパソコンに目をやると、黒いパソコンの横に銀色の電源ボックスが並んでいる。


気になる・・・


そうだ、不細工と思うから気になるのだ。。。。


メカ剥き出しのスパルタンなパソコンと思うようにしよう!


スパルタン


スパルタン


仕事を再開して、またちらっとパソコンを見ると


・・・・・


やっぱり不細工


歳を重ねすぎたか・・・






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る