　二つの銀河帝国。完結です！読んで頂けた方々！本当にありがとうございました。

　NEWVELランキングSF部門で２００７年度一位に押し上げて頂きました。投票してくださった方々！本当に感謝です！これほど多くの支持を頂けるとは、本当に夢のような気持ちです。

　本当に、本当にありがとうございました！

　さて、感謝はこんなところで、あとがきです（ネタばれ注意）。

　この作品は、あれです。え～、あの有名作品へのオマージュ作品というかインスパイアを受けたと言いましょうか。兎に角、アレです。お分かりですよね（笑）。

　私は、当然あの作品の大ファンでした。いつかあのタイプのスペースオペラを書いてみたいと思ってまして、いろいろ構想を練ったものでした。この作品はそのころ考えたプロットの一つを膨らませたものです。

　前作「女神トキツ」をどうにかこうにか終わらせた後、次回作を徒然なるままに考えていた時「二つの銀河帝国」は生まれました。

　その時構想したのは「一人称でスペースオペラは出来ないかな」ということだけでした。あんまり見ないよな。ということで。それで、ちょっと書いてみたら出来たのが一章です。つまり、この作品は実験作で、その段階では一章以上のことは何も考えていなかったのです。物語はおろか、細かい設定もまるで無かったという・・・。

　設定は、まんま例のアレの「雰囲気」を流用しました。SF的厳密さは無視（笑）。最初は、ちょっとはオリジナリティを出そうかとも思ったのですが、すぐに諦めました（笑）。ま、まぁ、リアルロボットものは全部ガン○ダムにそっくりでも、名作はいろいろあるみたいな～という感じでお許し下さい。というか本当にすいません。

　連載の予定も無かったのですが、なんか長編のいい感じの構想が浮かばないまま、一章の設定をいじっていたら「あれ？いけそうか？」なんて結論に達し、一章をUPしてしまってから「やべ～、本当に行けるかこれ！」と青くなったという・・・。題名もUPする時二秒で決めました。ほんと、行き当たりばったりはやめましょう。

　当初予定では、アルマージュのお気楽極楽出世ストーリーになる予定だったのですが、奴は意外に勤勉で（笑）なんかどんどん苦労を背負い込んでしまいました。おかげでどんどん話が重くなって、作者が苦労したという罠（笑）。

　分岐点は、エルグレコ・オルカさんが死んでしまったことです。あれには作者もびっくりでした（おいおい）。というのは、エトナとエルとアルマージュが三角関係になって馬鹿をやるという構想もあったからです。エルが死んでしまったおかげで、一気に話が難しくなってしまいましたね。他にもギャルゲのように、ランドー艦隊の女性たちとの各ルート構想もあったのですが、皇帝陛下の御威光により潰されました（笑）。それは冗談としても、せっかく女性を一杯出したのに、アルマージュとの絡みが薄かったのは残念なことではあります。

　前作までは一日に二十件も行けばよかったヒット数が、この作品を始めてからは百を超えてます！まさかこれほど多くの方々に読んでいただけるとは思わなかったので、嬉しくて踊りだすやら、慌てて設定を組みなおすやら、書けないプレッシャーでニ○ニ○動画に逃避するやらで、本当に今までに無い経験をさせて頂きました。本当に感謝です。

　この作品はこれで完結ですが、いろいろとミスがある（特に数字的に・・・）のでその内こっそりリファインすると思います。外伝は・・・、どうでしょう、需要あるのかな？

　次回作も多分同じ系統（銀○伝的な）のスペースオペラになると思います。この作品がお気にいられた方、どうか次もよろしくお願い致しますと宣伝してみたりします。

　最後に、いろいろ貴重なご意見、励ましのお言葉を下さった方々。本当にありがとうございました。