第11話 ダーリン
ダーリンの話を書く前に、言っておきたいことがあります。なんだかここは配信の話ばかりになってしまったので、分けようと思います。
ここではネット配信のことを書き、別の話は別のエッセイにします。
昨夜は3人のイケメンが配信したので、忙しかったです。
順番は違いますが、唐沢さんの話から、そしていまものすごく眠いので、短くなるかもしれません。
夕方も配信があったのですが、前日の続きを夜中の1時からやるというので、行けないなあと思っていたんです。
だけど、唐沢さんの配信は何故か観たいのです。夜中、目が覚めたので時計を見ると、1時半でした。慌てて入室すると、何かやってます。
「じゃあいくよー」とか言いながら。
な、なにが始まるの?なにやってるの?唐沢さん。
夕方、何か、大人の遊びみたいな内容を言っていたのです。だけど、配信では、そんな変なことはできません。
唐沢さんの顔が画面に近づいてきて「まゆ、まゆ、おはよう」などと甘い声でささやいています。
いまは夜中じゃよ?
コメントを読んでいくと、リスナーの女の子からのリクエストみたいです。
こんなことを前日の、夜中から始めたのか!
だけど、リスナーさんはみんなほかに推しがいる人です。ほとんど唐沢さんをからかってるような感じの雰囲気なんですね。
それでも、女子たちは楽しいみたいで、次の日もやることになったのでしょう。
遊びなら乗っかるかと思い「じゃあ、わたしはみゆきで」「みゆき、おいで、って言って」
私は男性から「おいで」って言ってもらうことが夢なのです。
「みゆき、みゆき、おいで」
なにその棒読み!
唐沢さんは昔からモテてるのに下手くそ過ぎる!
みんなはキャーとか、みゆきちゃんじゃないけどなんかいい!とか言ってます。
「みゆき、一緒に寝よって言って」
「みゆき、みゆき、一緒に寝よ」
「慣れてる癖に下手くそ」
「いつも言ってるでしょ?」
「俺こんなこと言ったことないんだよ」
じゃあ何をしてるの?何をやらされてるの?
「ダーリン♡ありがとう♡」
まあ遊びなので。いつもダーリンと言ったらスルーされるので、いまのうちにいっとこうと思いました。
私は唐沢さんのことが好きなので純粋に嬉しいのです。
「星集め行けなくなったじゃないの♡」
「行かないで」
イベントどーすんだよ!
唐沢さんかなり眠そうでした。なんとか寝てもらわないと。やめさせないと。
「じゃあもう寝よか。そっち行く」
「こっち来てみゆき、一緒に寝よ」
本当に寝たいですよ!あなたの側で。
「みなさんダーリンを寝かせてあげて!おやすみなさい」
そう言って部屋を出ました。
あの後まだ続いたのでしょうか。
今夜もあるのかな?
寝てるけど私は多分。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます