ぬいぐるみの事情と現状
さっきわからない言葉を発生したおばあちゃんが、助け舟を出してくれた。
「おぼこを手荒に扱って駄目だごでー。」
看護士のお兄さんは、このおばあちゃんの言葉がわかるらしく
「手荒に扱っているわけではねぇのっす。」
あれ?言葉が変?七海ちゃんが私をちゃんと抱っこし直した。やれやれ( ´-ω-)y‐┛~~良かった。
「これ、持って来て欲しいって患者さんに頼まれたって言うか?まあ七海ちゃんとこれ…なんだけど…。」
「これじゃないでしょう!キヨちゃんでしょう!」
七海ちゃんが看護士さんに駄目出し。看護士さんはちょっと考えてもしかしたら、おばあちゃんも一緒?と思った。
「ちょっと新人!ぬいぐるみ返しに行って何迷子になっているのよ!あら、どうしました?何階の方ですか?」
七海ちゃんだっけ?下をむいて私をギュッ渡すもんか!体制(^_^;)))苦しいようぬいぐるみは、人間の事情に左右される。怖がりの先輩看護婦が、あたしに酷い疑いをかけた?
「ちょっと新人!それ洗濯するんだから早く!」
洗濯機に放り込んで乾燥機に投げつけろだって!( *´・ω)/(;д; )七海ちゃんの前のお友達は…この意地悪のおかげでホラーになったんだって聞いたよ?誰にって?その後どうなったか私は知らないけど…備品仲間だったっけ?でも見渡すと私しか居ないってどうしてかな?(・・;)
ちょっとだけ変な感じだった。またおばあちゃんがあの気弱そうな看護士?とお話している。
「そんな扱いしたら祟られるの当たり前だべ。孫からぬいぐるみの話聞いで取りさきたなだ。」
話の内容から、おばあちゃんは私の救世主だったらしい。
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