僕はね、デカダン派が嫌いなんだ。
はるまるーん
僕の「ここ」にあったものは?
「アレルギーがある人にも食べられる食品を作りたい」
そう言っていたあの子は元気だろうか。元気だろうか。元気だろうか。
景色はセピア、君は色づき、僕の中で延々と。
思考が弾けて、弾けて、溢れてくる。こぼれてくる。
僕の思考がそのうち溶け出す。
紙に書くしかない。書き出さないと。救わないと、掬わないと。
頭の中で大正琴が『華麗なる大円舞曲』を奏でている。なんて不恰好なんだ。
がりがり、がりがり。鉛筆がすり減る。
僕は溢れる。君に伝えなければ。
拙い言葉をつなぎ合わせて、
僕が紡がれていく。
お元気ですか。僕は元気です。
がりがり、がりがり。
僕は君の中にどぷん、と浸かる。
胎児に還る。そうだね。
「君は好き者だね」と
目尻が緩む。君は半裸で、朝の光も髪も柔らかい。
あゝこれは妄想だったか。ごめんね。もうどうにも止まらないんだ。
不恰好なのは僕だったね。
思いも訴えも、全て言語化してしまおう。
そして消すのだ、僕のべそ垂れてる脳みそから。
これが書き終わったら、僕の中の「君」もセピアにしてしまうから、
フジ子・ヘミングでも聴きながら待っていてよ。
それまでは。
がりがり、がり。
僕はね、デカダン派が嫌いなんだ。 はるまるーん @harumaroon
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