09きもちいい動作振り付け準備編『自動モード』『ガイダンス』『コア』

♪ ♯ ♪ ♭ ♪ ♯ ♪ ♭ ♪   


――現代――


 私――は即興で踊る――正確に言えば動くのが好き。その動きに音楽やリズムがMIX、Sync――同期されると、踊り――舞踏と呼ばれる。


 全身――が連動されるとダイナミックな動きになる。首から腕も連動されるのが望ましいが、スマホ――パソコン漬けの人は体勢的に首から肩――デコルテあたりが緊張していて難しくなる場合もある。


 頭も連動された場合は、手足と頭が同列になり、手足のように動かすこともできるが、怪我しやすい。そして三半規管や脳が揺さぶられることになる。


 手足と頭もが同列――これをCG化して、バケモノのような動きにし、世界的有名アニメ監督に、日本製動画チャンネル大手の当時社長が実際にプレゼンした――。


 すると「人間を冒涜している。不愉快だ」みたいなことを言われてプンプンしていたそう。




――さて、呼吸――が動作にあわさり自然と空気が出入りするのがモアベター。


 舞踏する時は――異能スキル『自動モード』が自然と使われる。踊りの場合は『自動舞踊』『自動舞踏』になる。


 踊りだけでなく日常生活にも使用できるので『自動行動』になる。料理で包丁を持って腕を上げ下げする時もね。


 


 言語思考する時――歌う時、話す時、文章を書く時は『半自動モード』が多い。


 場合によってはそれらも自動モードになっている場合になる。書く場合は『自動書記』と呼ばれる。


 思考する時は自動モードが途切れている時が多くなる。訓練次第では自動思考もできそうだ。



《ユニークスキル『自動思考』を会得しました》


『ガイダンス』が聴こえた。


『リーディング』する時は自動モードみたいなもの。リーディングすると深い気づき、叡智から閃き――インスピレーション、ビジョンや言葉が表出したり、紡ぎ出される。



「脳内に直接聴こえるガイダンスの声も、きっとリーディングと同じ『SOURCE』――『根源』――『CORE』から聴こえるんでしょ?」


 私――はガイダンスの声に話しかけた。


《YES》


「創造マシン――創造原理もそうよね?」


《YES》


《森羅万象は概ね根源から創造されます》


「――概ねって?」


《――逆もまた真なり――です。全て――そういうと偏るからです》


「どういうこと?」


《それは絶対にそれが正しい――正解だ――これが絶対に正義だ――そのような主張と相違ありません》


――しばらく対話はつづくのでした――


(さぁ、『今』の私にとって――『きもちいい』動き振り付けを再開だわ――)






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