第4話 戦争ドラマ「敵の火炎放射器」

 ある島で、日本軍の小隊は最後の戦いを強いられている。


 洞窟に追い込まれて、もう逃げる処が無い。


「隊長、もう弾がありません!」


「手りゅう弾は?」


「これは最後に自爆する為に、取っとけって隊長が言ってたじゃないですか!」


「ああ、そうだったな。さて、どうやって敵を倒すか」


「この銃の先に着けた短剣で、敵を刺すしかありません」


「奴らには近づけんぞ、火炎放射器で丸焦げだ」


「隊長、お腹がすきました」


「昨日から何も食ってないな、俺たち」


「この鶏を処分しましょうか?」


「もう卵も産まなくなったから、食っちまうか」


「そうしましょう、でもどうやって調理します?」







「お前、銃の先の短剣に鶏を刺して、火炎放射器で炙って来い!」

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