助太刀無用
私達の知り、私達をも知る誰々もが
想像への切欠すらも脳に掠めぬような現在を
必要以上に設える。装飾が殴りあい零れても尚。
オウ、ナ、メン、ト、と音頭を取っても関心は
息の長い方が一体何方かというだけであって
それ以外の事は厭ハア、「冗長」であると言える。
だから只全ての押し合い推し量り合いというのも
震える象牙質を今此処限りと自ら暴かせるそのためであり、
真暗な立法空間にこんなにも多くの独白を落としてみせた一方が
またその中に現実性と虚構性の塩梅の妙な物が多ければ多い一方が
油断と信頼という快を手荒に踏み躙ることが出来る。
要は弱さという手札の尽きた一方が負ける。
というより、
「気付いたら手札の無くなっている」ようにさせた一方の勝ちである。
勝ちか負けかの勢が不図に明か様になっては良くないので
童心にかえって冗長を楽しむ前準備もまた
結局のところ必須になってくる。
瞬への膳立てもまた戦略の内であるため心得よ。
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