俺×妹 自堕らいふッ!

RiOS(EIKOH)

(参考公開)プロット

注)相当雑ですが……あくまで下書き程度のプロットなのでご容赦ください。改行等も特に意識していないのでグチャグチャです(笑)


注2)Web連載用にだいぶ改変しているので、ほとんどの展開が下記のプロット通りではありませんが、一部に本編の重大なネタバレを含みますので、素直に本編を楽しみたい方は回避推奨!








メインキャラクター(必須)

・渡良瀬惠太 主人公。シスコン。 もう一度言う。シスコン。

・渡良瀬結衣 ヒロイン。主人公の妹。自堕落、いつも家でぐうたらしてる干物系妹。基本的に兄に対しては受け身。惠太を「おにぃ」と呼ぶ。


サブキャラクター(登場させるとよさそう)

・幼馴染(女)→妹の嫉妬対象にすると後半話題展開に困らない

・親友枠(男)→惠太の妹が気になっているが、惠太に全力ガードされている設定にすると惠太のシスコン感が際立つ


※プロット時点ではゲーム用企画にするか迷っていたので、サブキャラの設定が以下のプロットに反映されていません(立ち絵が妹オンリーでも進行できる企画プロットにしていたので……。)




■プロット・構成用シノプシス

※ベースはこのプロットですが、WEB小説用に改変しつつの執筆ですので、シノプシス部分にも無い展開を多々挟むことになると思います。

特に、兄妹以外のキャラをプロット中では想定していないので、他キャラとの絡みでイベント追加していきます。


◆1.妹は大切な家族

・【家庭環境】

 両親は海外を飛び回っており、俺が高校に入ってからは一個下の妹と二人での生活。今年で三年目。


・【自堕落な妹】

 甘やかしすぎたようで、どんどん自堕落になった妹。ほとんど部屋から出てこない、学校やすみがち、家事もやらない。


・【でも可愛い】

 自堕落な妹だけれど、俺にとっては一番長く一緒にいる家族。面と向かっては言えないけれど、可愛いがっているし、大好きだ。まぁ、自堕落は直してほしいけどね、母親から電話で散々どつかれてるから。




◆2.趣味はアニメ視聴、ネットサーフィン、Vチューバ―探し

・【オタク気質な兄】

 もともと、オタク趣味な俺。もっとも、最近はバイトもあって時間があまりとれないので消化不良。


・【生活は大変だ】

 父は忘れっぽい人で、しばしば生活費の仕送りを忘れる。海外を飛び回っているためすぐに連絡が取れるとも限らず、以前酷い目に遭ったので、一年前からバイトを始めた。


・【新たな趣味】

 そんな忙しい日々だが、最近は動画投稿サイト”YHA-TUBE”に3Dモデルのキャラクターに声を当てた動画を投稿するバーチャルヤーチューバー、通称”Vチューバ―”の発掘という新たな趣味ができた。アニメより時間を拘束されないし、”何でもアリ”な動画内容が最高なのだ。


・【妹も一緒に】

 自堕落で食事ですら部屋でとると言い出す始末の結衣だが、俺のVチューバ―好きがうつったようで、最近は居間にあるPCで一緒に見るようになった(結衣は自分のPCを持っていない。そしてスマホだと見づらいんだと)




◆3.悪いことは重なる

・【このままだと”現級留置(落第)”です】

 七月も中盤に差し掛かったころ、結衣のクラスである二年二組の担任に俺が呼び出された。曰く、「妹さん、最近学校に来ていないんだけど、このままテストをすっぽかすと今年は現級留置にするからね」結衣は学校をサボるくせに、テストの成績は優秀だ。しかし、一年生の最後の期末テストをすっぽかした過去がある。もっとも、再試験で難なくパスしているのだが。しかし、現在学校では再テストをやめる可能性を検討中なのだという。進学校では間々あることだ。しかし、あの妹が言って聞くかどうか……。


・【親父、倒れる】

 そんなある日、母親から電話がかかってきた。「お父さんがね、倒れたの」急な知らせだった。「容体は?」「今はもうケロっとしてるわよ。念のためしばらくは入院するわ」とりあえず安心する。「だけど……」その後が問題だった。「今月の仕送り、しばらくできそうにないわ」日本の病院には、多くの場合院内や近くにATMがあるのだが、海外では珍しい。仕送りは親父が自分の口座から行っているので、仕送りができないのだ。しかも、先月は海外口座を動かせるATMが無いという、別の理由で仕送りが来ていない。俺の貯金ももうそろそろ底つきそうだ。




◆4.バイト三昧、疲れた俺も自堕落に!?

・【バイト三昧】

 親からの仕送りが途絶えたことで、俺のバイト生活は一層厳しいものになる。せめて結衣には、働かずとも家事くらいは手伝ってほしいのだが……。


・【兄、自堕落になる!?】

 学校はどうにか通っているものの、夕方から夜まで毎日シフトを入れているために、なかなか自分の時間を取れず、徐々に覇気を失っていく俺。「そろそろ限界だ……。俺も結衣みたいに自堕落な生活ができたらなぁ……」「いや、駄目だ。俺は妹を養っていかないといけないんだから!」一瞬危ない方向に傾いた思考を元に戻す。お兄ちゃんが働かないでどうするんだ!




◆5.妹の稼ぎ!?

・【札束】

 ある日。「おにぃ、はい」なにやら厚みのある茶封筒を手渡される。「なにこれ」「いいから開けて」言われた通りに開ける。中身は札束(三〇万円!)だった。「おま……これ……ぇぇぇえ?」年頃の女の子がこんな大金を得られる機会って、そう多くはない。爛れた思考がよぎる。いや、まさかな。うちの妹にそんなのはまだ早い! というかお兄ちゃんは認めませんっ!! 「だっておにぃ、すっごく一生懸命働いてるんだもん……」もしや俺のせい? 結衣には、仕送りが途絶えたことを伝えてあるのだ。とはいえ、いくら俺のためとはいっても問い詰めないわけにはいくまい。


・【理由を問いただすと……】

 急遽家族会議と称して問い詰めた俺に、結衣が答えた。「お母さんがね、またお兄ちゃんに仕送り忘れたら困るからって渡しておいてくれたお金だよ」今年の初め、母親が突如海外から帰宅した際に受け取ったのだという。


・【お兄ちゃん安心】

 なーんだ。お兄ちゃん、ほっとした。ちゃんちゃん。



◆6.自堕落のはじまり

・【兄、バイトをやめる】

 三〇万円。これだけあれば、まず二か月くらいは困らない。ウチは一軒家だ。月々家賃を取り立てられることもないので、そこだけは親父たちに感謝すべきだろう。これで仕送りを忘れるようなことがなければ完璧なのだが。母親に、次の仕送りを増やしてもらうよう親父に頼んでもらうと約束して、俺はバイトをやめた。


・【生活の変化】

 一年ちょっと前……俺が二年生に上がったくらいの頃にバイトを始めた。その際、部活はやめている。今バイトをやめたからと言って、三年生のこの時期から何か部活に入るのは無理ってもんだ。放課後はまるまる時間が空いた。最近は学校が終わるとすぐに家に帰ってくる。


・【自堕落生活に堕ちる兄】

 ある日、掲示板に変な投稿を見つける。


 全国のお兄ちゃん同志に告ぐ!

 自堕落な妹――――その攻略方法とはズバリ!

「お兄ちゃんも自堕落になっちゃうこと」であるッ!


普通であれば”くだらない戯れ言だ”と一蹴してしまうであろうこの投稿に、俺は目を奪われていた。「俺……、今日から”自堕落兄貴”になる!」もちろん、結衣と違って最低限学校くらいは行くつもりだけどね!




◆7.新進気鋭のVチューバ―、「ゆぅ」

・【発掘! 新進気鋭のVチューバ―】

 「これはアタリだぞ……」画面を眺めながら独り言ちる。久々の収穫だ。今見ているのは、最近登場して急激に再生数を伸ばしている「ゆぅ」というVチューバ―だ。ぼそぼそとした、たどたどしい喋りと、お世辞にも整っているとは言い難い3Dモデル。だが、それらがうまく調和して、独特な世界観を作り上げていた。一種の芸術品ともいえるかもしれない。


・【妹の反応は……】

 しかし、「ゆぅ」の動画に対する結衣の反応は、あまりよくなかった。「うーん……」それっきり黙ってしまう結衣。お気に召さなかったか。




◆8.妹だって、頑張っている

・【兄、学校をサボる】

 そんなある日、俺はとうとう学校を休んでいた。ちょっとかったるくて。結衣のサボり癖がうつったか。結衣には内緒で、学校をサボることにする。あいつに見られたら、ますますサボる口実を与えるようなものだから。


・【ゆぅの初ライブ配信】

 まあ、俺が休むのには実は理由があって。今日は、いつもは録画投稿しかしない「ゆぅ」が、初めてのライブ配信をするというのだ。その配信時間が昼間だったので、俺はこうして休んでいる。結衣はどうやら「ゆぅ」があまり好きではないようなので、俺は結衣が起きてきてPCを使えるように、自室でスマホを使って見ることにした。


・【妹の部屋から……】

 配信が始まった。今日の配信は、一時間に及ぶという。内容は「雑談」だ。事前に募集していた質問や、動画にとどくコメントにこたえていく企画。中盤、俺は尿意を催す。スマホをもって、トイレに向かった。すると――。

「えっと……次はTKG5855さんからの、質問です――」

「えっと……次はTKG5855さんからの、質問です――」

 同じ内容を二回繰り返している? いや、そうではない。俺のスマホから声がする前に、同じ内容が何処からか聞こえてくるのだ。「どういうことだ?」声は、結衣の部屋から聞こえてきていた。悪いと思いつつ、気になって半開きだったドアの隙間から覗く。そこには、見慣れないPCとカメラを前に、必死に喋っている「ゆぅ」――もとい「結衣」がいた。


・【ゆぅの正体】

 「ゆぅ」の正体は、結衣だった。そういえば、この喋り方、声のトーン。まんま結衣じゃねーか。意外と気づかないものだ。どうやら俺には”ダメ絶対音感”は無いらしい。

結衣は、お小遣いを地道にためて、三万円の安いPCと、こちらも安いモーションキャプチャー……と言っていいのかわからないカメラを使ってなんとか動画を作って。目立つことは大嫌いなくせに、無理している俺を見かねて、稼いでくれていたのだ。この前の三〇万円も、実は結衣が稼いだお金だったのだ。たまらず、結衣を抱きしめていた。




◆9.Vチューバ―グランプリ

・【人気はさらに上がる】

 ライブ配信後、さらに視聴者は増え、チャンネル登録者数も増加した。もっとも、大御所とよばれるVチューバ―達とは依然として桁レベルの差がついていたけれど。


・【俺は兄貴で、プロデューサー。】

 ある日、Vチューバ―グランプリへ参加することになったという結衣に「プロデュース」を頼まれる。Vチューバ―発掘が趣味の俺は、確かにちょうどいいかもしれない。その日から俺は、今まではほとんど入れてくれなかった結衣の部屋に入り浸り、ひたすらグランプリ上位に食い込むための作戦を練るのだった。


・【グランプリ三位】

 数週間(作中ではきちんと確定すること)後、開催されたグランプリで、「ゆぅ」は三位となる。大御所の何人かを抜いてしまったのだ。




◆10.だけど、引退 ~自堕落がいちばん~

・【引退したい】

 グランプリで三位に入ったゆぅ――もとい結衣だったが、翌日、引退したいと俺に告げる。カツカツだったウチの家計は結衣のがんばりと、今日やっと来た父親からの巨額仕送りもあって潤沢だ。結衣が俺のために稼ぐようなことはもうしなくてもいい。本人の意思を確認すると、「もともとそんなに好きじゃなかったから……」とのことで。俺としては「ゆぅ」が好きだったので残念ではあったが、ここは本人の意思を尊重することにした。


・【妹の想い】

 公式に引退宣言を出した「ゆぅ」。どこかに所属しているわけでもなかったので、面倒くさい手続き等は一切なかった。ファンからは惜しまれて、公式ツブヤイターは炎上したけれど、それはまた別の話。そして、結衣との”プロデューサーとタレント”のような関係は終了を迎えた。

 只の兄妹の関係に戻って暫く経ったころ。この頃結衣は、俺に迷惑をかけまいとしているのか、はたまた友達でもできたのか、学校に登校してくれるようになった。――のだが、その日、昼休みの終わりに早退したとの連絡→恵太、急いで帰宅→実は仮病、最近構ってくれない兄の気を引きたくて気づけばこうしてた→結衣の想いを受け止める→もう普通の兄妹じゃいられない



◆11.最愛の妹

・【このごろの妹】

 最近、結衣は学校に行ってくれるようになった。以前のように俺が結衣の担任から呼び出されるようなこともない。でも、家に帰るとぐーたら生活、というのは相変わらずだ。休みの日なんてなかなか起きてこない。そして、俺も自堕落生活をエンジョイしていた。メシ? そんなのはありあわせの食材と、レトルトで結構だ。だって、最愛の妹との食事なら、レトルトカレーだって高級料理にかわるのだから――





◇物語の続編について


・グランプリの時に交換していた名刺がもととなって中堅の事務所からプロデュース担当抜擢の話が持ち上がり、自堕落な日常に終わりが訪れるーー


とか、


・単に「ゆぅ」が復活する


とか。いくらでも後付け可能

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る