壊れた少女とボクの犯罪行為
ドーナツパンダ
第一話「迷子と落し物」
「ここ、どこだろう?」
さっそく迷子になった。
黒のロングヘアーに白い肌色と漆黒の瞳と薄ピンク色の唇の顔。白いワンピースを着ている少女が困っていた。
穂香は一人暮らしを始めようと思い、思い切って家に出たが、ここがどこなのか分からない。
「どうしたの?」
ある男性に声をかけられ、少しビクビクしながら、質問に答えた。
「あの…すみません。私、ここに来たばかりで、道がよく分からないんです」
「そうなんだ。僕の名前は藤崎隼人。よかったら、僕が住んでるアパートに来る?一人だから」
「え?いいんですか?ありがとうございます」
「一人暮らししようとしてるの?」
少し暗めの点灯。爽やかな隼人の笑顔。
(少し…怖くなったかも)
「私の名前は相川穂香と言います。今日はどうもありがとうございました」
オロオロして逃げ出そうとすると、隼人に肩を掴まれた。
「い…嫌…!?」
白い布に両目を覆われ、視界が奪われていき、手元にあったハンカチを落としてしまった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます