乗車への応援コメント
あまり的を射ている自信はないので参考程度にどうぞ
細かい描写が綺麗なので読んでいて心地良かったです
ただ、最後に近づくあたりからの感情や思ったことの描写がもう少しほしかったです
(最後の数行あたりは読者の想像がかき立てられていて素晴らしいのでそのままでいいと思います)
中盤あたりまでは力のこもった文章に見えたので(外れていたらすいません)
中盤は気負わず最初とクライマックスに力を注ぐということを頭の片隅に入れるという手もあるかもしれません
以下細かい修正案です
……深くつっこんだ。地面が鳴る音がした。音はこっちに……
↑の「地面が……」の冒頭に「すると」「そうしていたら」等の単語や文章を入れ、改行すると読みやすいです
妙に雑音が頭の中に入ってくる。新幹線の駆動音、キーボードがカタカタ叩かれ、誰かがビールをうまそうに飲んで、赤ん坊がどこかで泣き始めた。
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妙に雑音が頭の中に入ってくる。新幹線の駆動音や、キーボードがカタカタ叩かれる音。誰かがビールをうまそうに飲んでる顔。赤ん坊がどこかで泣き始める声。怖くて、そんな僕に関係のないことに気を向けてしまっていた。
時は金なり。タイムイズマネー。時給九百円のバイトなら、二千七百円にもなる。
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時は金なり。タイムイズマネー。そういう言葉が巷に溢れているが、実際に換算したらどれだけの価値か。時給九百円のバイトなら、二千七百円にもなる。
……えた。もちろんカメラなんてどこにもなかった。……
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……えた。もちろんカメラなんてどこにもなかった。まあ、むしろそんな妄想が本当に実現していたら怖いが。……
車内はずっからかんで、お母さんが一人、赤ん坊をあやしつけていた。それだけだった。
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車内はずっからかんで、お母さんが一人、赤ん坊をあやしつけていた。そんな静寂があるだけだった。
蜜柑の描写はなくてもストーリーに影響はないので消して、思い出話ではなく少女に対しての感情を書いた方がいいと思います
……少女に差しだした。……「いいんですか?」……
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少女に差しだした。
驚きと少し感謝が混じった表情で、ちらりと僕を見る。
「いいんですか?」
もしかしたら少女は、ベトナム国王の一人娘とかなのかもしれない。血で血を洗う革命が起き、王制が終わって共和制になったけど、王の一人娘だけはみつからない。少女は革命軍が城に迫りくる中、王宮からこっそりと抜け出していた。つらい逃避行の末、どうにか小さな村にたどり着く。村の人たちは少女の正体に薄々感づいていたけど何も言わず、少女を暖かく迎え入れてくれた。でも、村には王の血統を許さない政府の秘密警察がたまにガサを入れに来る。だから革命のほとぼりが冷めるまで日本に逃げてきた。
きっとそうなのだ。
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ここは明らかに主人公の想像がいきすぎていているので
いきなりこういう発想が出てくると読者が引きます
そういう文を出す時は、どこかでいきすぎた想像に関するエピソードを出すなどして、主人公の考え方を俯瞰の目で解説しましょう
降車への応援コメント
丁寧な描写で読みやすかったです。
日常的にありそうな、そんな風な物語の一幕。
驚くような展開もないですが、少年の心理描写や書き方は好きです。