第3話 誘い
教室を出て1番近い西階段へ向かってると
あれ?ここ2年の階なのになんで朝ぶつかった先輩達がいるんだろ?少し警戒をしバレないように下を向いて先輩を避けるようにいつもとは逆の方の階段から帰ることにしたその時
「あっ、待って!」
やっかいなことには巻き込まれたくない私は聞こえないふりをして3階から1階へと下りた。
ローファーに履き替えて下駄箱を、出ようとしたその時 急にトントンッと後ろから誰かに肩を叩かれた。振り返ってみると…
「おぉ、朝は俺の不注意でごめんな~大丈夫だった?」
「ほんと、隆斗は周り見ないから笑 てか、君逃げ足早いね〜。今少し時間あるかな?」
捕まった……
『いや、ちょっとスーパー寄らなきゃ行けなくて』
「すぐ終わるからお願い!そこ曲がったとこにある生徒指導室についてきてくれないかな?」
すぐ終わる?ほんとか?いや、でもここで断って面倒なことに巻きこまれたら…
『分かりました!』
ガラガラッ
『あの話しって……』
「その前に、まず名前言ってなかったね!僕は神尾真司 隣にいるのが寺島隆斗。もし良かったら君の名前教えて?」
ほんとに麻子が言ってた人達だ~
『私は桜木綾乃です。で、なんですか?話しって……噂の変なゲームなら乗らないですよ』
なにやら2人は少し笑っている
「初めはみんなそう言うんだよ。たまにすぐ乗る女もいるけど笑 な?真司」
みんな?今まで何回こんなゲームしてきたの?
「あぁ、そうだね隆斗。それじゃ説明してくね?ゲームのルールは僕らは2人で君を堕としに行くから2人のどっちかにでも堕とされたら君の負け。つまり、君がどちらかを好きになって告白をしたら負け。期間は3ヶ月」
いくらイケメンだからって自信ありすぎじゃない?
『うちが勝つには、どうしなきゃ行けないんですか?』
「君が勝つには俺か真司のどちらかを堕とす。てか、どちらかを本気にさせて告白させたら君の勝ちだよ〜...あっ、そうそう勝ったら景品として欲しいものなんでもあげる。これでどう?乗る気になった?」
…………
『やります!』
「隆斗〜笑 僕も珍しく本気出しちゃうかも~!てことでよろしくね綾乃ちゃん」
「よし、決まりだな。GAMESTART(ニコ」
面倒なことに手を出したかもしれないな笑笑
楽しいスクールライフを自主的に終わらせてしまった
『すみません!今日はこれで失礼します!』
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