第7話 数年後の2人
入れ替わってから、何年か経ったが戻る気配はない。
2人はそれぞれの道に進んで大学に進学・企業に就職をした。
卒業後も会うことは無いが、電話やメールで現在の近況を共に教え合っている。
「何とか大学の講義に付いていってるよ。お前(気弱)は開発をやってるんだろ?俺を腰抜かせる程の画期的な商品を作ってくれよ!楽しみにしてるからな。」
「不良だって、頑張ってるじゃん!不良は卒業後は教師になる予定なんだろ?
失礼だけど、あの時の不良だったら教師の道なんて考えらんない。」
あの日、雷に打たれた事により、2人の人生が大きく変わり、色んな意味で、成長を遂げたのだろう。
元の身体に2人が戻れるかはまだ、分からない。
中年になってからかもしれない。年老いて老人になった時かもしれない。はたまた、戻らないかもしれない。
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