天と地の復讐録

西野悟

第1話天地開闢(前編)

高校生活、皆が幸せや楽しさを身につけ純白の翼で生き生きと飛び立つ。

はたまた悪を極め集団で行動をとるヤンキーでさえ烏のように黒い翼で空を飛ぶ。

それが青春、僕も訪れると期待に胸を膨らましていた・・・・・・・・・だけど違った


僕は空にも飛べず地に這いつくばりただ青春を眺めるだけだった。

その様な皮肉を考えながら昼休みは過ぎていく


あっ又1人で食べてるよ

ほんとだ〜あいつキモいよね

いやこっち見た

えっマジでさっさと行こ

こんな罵声は日常茶飯事まぁ仕方ない僕は学年全体が嫌う嫌われ者何の生きがいもなしにただただ生きるだけの日々

しかし、生きがいが無いからと言って何もない訳では無い

僕には憧れている人がいたそれは

吉川空太 僕と同じクラスメイトである。スポーツ万能、成績優秀、性格もよくイケメンそして生徒会長でもある彼は言うまでもなく、クラスいや学年の人気者だ。

誰でも憧れを抱きたくなると思うが特に僕は真逆の立場にいるから憧れを強く抱いている


菱川くんもうそろそろ授業だよ

えっと あ、あり・・・

吉川くん授業始まるよ早く早く

うん、すぐ行くよ


多分生徒会長だからとは思うけど嫌われ者の僕に話掛けてくれる所も優しいなとしみじみ心にしみる












ただまだ知らない憧れが「 」 に変わる事になるなんて





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