神殺しの武器乙女

中村 鐘

プロローグ 

「あの日から人類はあっという間に進化しましたね。」

僕はクスクスと声を抑えながら笑う。

「そうだな、あっという間だ。」

横から速やかにツッコミを入れて来たかたがいた。

「そうですよね!創造主様ボス。」

そう言ってゴマをする僕。

この人にはやはり頭が上がらない。

「まったく・・・。お前があいつらを下界したに追いやったでもあるんだぞ」

「はい・・・すいません。あの時は自分も皮を剥がされるかと覆いましたよ・・・」

「そうだ。また同じことが起きないようにこうしてお前を私の従者にしたんだぞ。ましては無理を言って人型にしてもらったんだ。」

「あと・・・お前が昔、人間あやつらに渡した知恵りんご実には隠していたことがあってな。あの実には知恵を与えるだけではなくてな、代々我らが受け継いで来た『魔力』が蓄えられていたのだ。」

「じゃあ!人間あいつらの進化するのが早いのは『魔力』を使っているからですか?」

とても衝撃を受けたように驚いたをする僕。あたかもようにする為に。

「そういうことだ」

そっけなく答える創造主ボス

「今後、人間あやつらが目に余るようになったらそれなりの裁きを受けてもらうがな・・・」

「そうですか・・・」

僕、こと元楽園エデンの蛇は答えた。

そして心の中でこう叫んだ

「早くこっちに来い人間お前ら!!!そしてその魔力でこいつを殺し、『神殺し』としてこっちの世界で降臨してくれ!」

その叫びは創造主うえには聞こえず、下界したへと漏れていった。



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