オープニングフェイズ:シーン1「カタストロフ」

GM:感染災害が起きて。町内の体育館に避難して。そこに、化物が現れたところまでは覚えています。

 気が付けばあなたは、死体だらけの体育館に一人、立っていました。目の前には、化物『だったモノ』がバラバラに散らばっています。

 そしてあなたの体は、不気味な異形のそれと成り果てていました。周囲からは蝉の声しか聞こえません。生温く、蒸し暑い――。

紫步:「私が...これを...」手を見ながらちょっと唖然としつつ

GM:そうですね、周りのソレらはあなたが無意識にやったことでしょう。周りには人間もいますが……誰もが倒れていますね。

紫步:「...そっか、もう私は...ならせめて苑芽は守らないと...」

GM:苑芽さんを探してみますか?

紫步:走って探しに行きます!

GM:はーい あ、でも走らなくて大丈夫です。

 蝉の声に紛れて、呻き声が聞こえます。あなたの近くに苑芽さんが倒れていて。倒れているのですが……その顔は、目を中心にひどく負傷しきっていました。

紫步:「苑芽っ! 大丈夫? すぐに手当しないと!」

翠瀬苑芽:「う……先輩……?」苑芽さんが声をあげます

 「顔が痛い……それに、真っ暗闇で……私たち、どうなったんですか……?」

紫步:「今は襲ってくる人がいない場所にいるよ。でも目の付近を怪我しちゃってるみたいだから....とりあえず止血しないと...」

翠瀬苑芽:「目を……だから何も見えないんですね、私……。病院……病院なら治してもらえるかも知れません。もし先輩も怪我してらっしゃるなら、一緒に……」

紫步:「そうだね...いつ苑芽の体調が悪くなるかわからないし、心配だし...病院まで一緒に行こうか。大丈夫? 立てる?」と言って手を繋ぎます

翠瀬苑芽:「大丈夫です……、っ……」

GM:苑芽さんは手を取って立ち上がります。足を怪我してしまっているようですが、歩けはしそうですね。

翠瀬苑芽:「……ゆっくり、歩いてくださいますか」

紫步:「うん。わかった。...けど、無理しないでね。辛くなったら言って、おんぶするから。ね?」苑芽に歩を合わせて歩き始めます

翠瀬苑芽:「ありがとうございます。じゃあ、行きましょう……」

GM:では外に出ましょうか?

紫步:出ます!

GM:はーい

 あなたは、大切な人を治療せねばならないこと、安全な場所へ連れていかなければならないことを理解するでしょう。あなたの人ならざる聴覚には、蝉の声に紛れて、化物の唸り声や息遣いが聞こえてきます。ここから離れなければ……。

 ということでシーン終了です。

紫步:はーい

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