第17話 ダビデ 犠牲と神殿建設計画

 疫病がイスラエル中に広がる。ダビデは神様に謝る。すると、神様はこの神罰を終わらせるための手段を教えてくれた。

 

「オルナンの脱穀場を買い取り、祭壇を築き、牛を犠牲として捧げなさい!」との事だった。

 

 人間は神様の目から見たら不完全だ。完全だったアダムとイヴが神様に反逆して罪を持つものとなり、子孫に遺伝子として伝えたと聖書には書かれている。神様の目からみたら、みんな病気ということです。その罪を悔い改めていることを示すために、動物を犠牲として捧げる。

 

 カルビですか? ロース、ハラミ、タン。いや、もちろん食べるわけではございません。

 自分の罪深さを赦して頂くため、また神様にお礼するための儀式だ。古代イスラエル国民は神様と律法契約を結んだ民として、感謝や和解の為に犠牲を捧げる。チョー細かい。

 

 日本人で良かったね。初詣とか、お宮参り、受験、恋愛祈願、子宝に恵まれますようにってお願いばかりの五円玉。たまに奮発しても千円かな? 牛や羊やハトだったら大変です!

 

 しかし、日本は古代イスラエルと共通点あり。例えば、天幕から神様との契約の箱を運ぶさい、レビ人は「神よ、助けたまえ」との掛け声で運んだ。


「運ぶ」はヘブライ語で「エッサ」つまり「エッサホイサ」とお猿のかごやになる。

 

「主よ、早く来てください」のヘブライ語は「どっこいしょ」重たい尻上げるときに言っちゃってるのです。

「ジャンケンポン」もヘブライ語だし、「さあ、行こう」のサアも出発という意味のヘブライ語だ。


 そもそも、イスラエルという名前をもらったのは、アブラハムの孫ヤコブが祝福求めて一晩中、天使と闘ったご褒美だ。この時、裸で組み打ちをした。この神聖な闘いが日本の相撲と言われ、「ハッケヨイ、ノコッタ」はヘブライ語だという。鳥居が赤いのも……。

  

 話が横道にそれました。聖書には書いてないので、さらっと流して下さい!


 ダビデは言われた通り、オルナンという人から敷地と牛を買い取る。オルナンは牛も薪も無料で提供したが、ダビデは代価を支払うといって譲らない。7万7千ドルお支払い。

 

 そして、この地に神殿も建てたいと神様にお願いするが、ダビデは血を流した戦人ゆえ却下される。しかし、神殿建設計画はOKが出た。

 

 完成はソロモンの時代になるということです。ダビデは喜んで、資材の為の寄付をする。

 

 金、十万(三百八十五億ドル) 銀、百万(六十六億ドル)


 自分の個人資産、十二億ドル寄進。神様の為の神殿だから、太っ腹。千円も渋る自分、ごめんねって感じ。出来る男はやはり違う。まあダビデは神様に感謝したくてやったんだから、動機が最初から私とは違うね。

 

 ダビデは音楽でも神様を賛美したいと考えた。音楽の奉仕部門を組織する。レビ人四千人を歌うたいにする。楽士アサフ、ヘマン、エドトンの三人をトップにおき、二百八十八人を歌の先生にする。残りの三千七百十二人は学ぶもの達として音楽教育と訓練を段階的に受ける! 音痴は無理ですね。絶対音感必要ですね。発声練習半端ないですね。ラッパ吹きは百二十人。四千人の大コーラスは感動したに違いない。

 

 神様は嬉しかったでしょうね。現代もキリスト教は歌で神様を賛美します。


 ダビデはソロモンとそろそろ王権バトンタッチしますが、またしても邪魔が入ります。

 

 ダビデがんばれー。

 

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