　ちょっと過去作から統計を取ってみました。2次創作を除いた全58作中、男性主人公が21作、女性主人公が37作になるようです。1.5倍から2倍くらいの差がついてますね。自分としてはもっとバランスよく書いてるつもりだったのですが。

　別にどっちが書きやすいってこともないと思うのですが、不思議と偏ってくるものですね。わたしは基本的に実体験に乏しいので、男女関係なく書けないタイプのキャラクターが多いです。それでもどうにか自分に書けるものを書いているのですが、その結果としてこうした偏りが生じていたのは意外でした。うーん、もうちょっと男の子主人公も書いてやらないとなあ。考えてみれば、今年発表したのも全部女の子主人公ですし。

　傾向として、男性主人公のときは物語がハードになる傾向があるように思います。「ハクチョウ」「嵐」「焔暁生の炎の半生」「心の重さ」など、どれもヘヴィな話です。一方、女性主人公のときはもうちょっと軽い話になるかな、と。軽い、というか日常寄りの話ですね。「絶滅の園」「鏡よ、鏡」「アンドロギュノス」「吸血鬼とポーカーフェイス」など今年発表したものに限ってもそうした傾向が見受けられるように思います。おそらく、後者の方がわたしの趣味に近いので女性主人公が増えてくるんでしょうね。