第10話 脱出
そのとたん電気が消え、ガラスが割れたり、物が壊れる音があちこちで立てている。
ガラキも闇に紛れて、戦い始めた。
すると、右手前方で爆発音がして火の手が上がった。
非常警報の音が鳴り響き、天井からスプリンクラーの水が降り注ぎ始め、さっき入ってきた扉が開いた。
それと同時に研究所の、全てのドアが開いた。
奥から、多くの異形の動物達が出てきた。研究所のスタッフに襲いかかるもの、建物を壊すもの、建物の中は大混乱だ。
森の動物達は一斉に飛び出し、チリチリに散って行った。
研究所の周りには沢山の消防車が沢山やってきた。
しかし、研究所の強化動物に襲われる消防士、破壊される消防車、研究所になかなか近づけない。
そのうち、付近の住宅でも火の手が上がり始めた。
所長や研究者たちは、銃を取り出し抗おうとしたが、なすすべもなかった。
凄まじい惨劇の現場となった。
キュービとガラキがメラ達の側にやってきた。
「これで、この研究所はおしまいだろう。早目に好きなところに逃げて行きな。」
そう言うとさっと走って行った。
メラとメイチは、北の高原をを目指して、北に向かって走り始めた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます