エリザ
高野 圭
1
時折、こういうこともある。
大体は人目につかないところに皇妃は居るから、自然と皇帝もそういう場所に来る。中央宮は迷宮のような造りだし、そも、ヒトの気配に敏感な皇帝だから、庭番以外が居る場所ではそんなことはまずしない。庭番すら
エリザも庭番である。だから、皇妃はともかく皇帝が
中央宮を迷宮たらしめている理由の一つに、隠し扉が多いというのがある。見た目に隠すことも、それをまた公然と見せてしまうことも、仕掛けを知っていれば自在に出来た。この中庭も、公には一つしか入口は無い。
今も、エリザが使ったのは隠し扉の類だ。気配は消していたつもりだが、皇帝の知覚を
そうしていても、完全に夢中になっているわけではないようだ。止める気配も無いが。
皇帝が
明るい時刻に見たかっただけだろう。それは、
明るい中庭に、淫らな
「ぁっ……」
次いで、息をついたような、喘ぐような声も珊瑚色の唇から洩れた。様子は見えないけれど、想像することは容易だ。
妾妃は無事に懐妊し、皇帝の憂いも晴れている。今のところは。妾妃が無事に出産したら、まったく、そうなる公算は高いのだが、そうしたら、また以前のように妾妃とも寝室を共にするのだろうか。こんな光景を見たからか、つい、エリザはそんなことも考えた。
皇妃が何を考えてあんなことをしていたのか、今もってエリザには解らない。皇帝は、エリザよりは解っているのだと思う。
見ていれば、皇帝ははっきりとエリザを見た。扉から離れてそちらに寄れば、いつものように、労うでもなく咎めるでもない。皇妃は放心している態だ。金と青の瞳は、何の感情も映さずに皇帝を見ている。皇帝は、既に衣服も整え始めていた。
未だ情事の名残が皇帝と皇妃の間に留まっている。男と女、否、男と娘の匂いがする。それを断ち切るように、皇帝は皇妃の唇に口づけた。次いで、抱き上げられた皇妃の身体は、細工を凝らされた椅子へと居場所を移す。皇帝は足早にこの場を去っていった。
見慣れたとも言える後姿の内、黒の外套だけは外されたままだった。皇妃が纏ったままである。白い衣装ばかり見ている所為か、
その通りになど出来るわけもない。二重三重に理由は在って、何よりそれを纏う皇妃の細い手指がわずかに外套を抑えたのが見て取れた。
エリザは、いつものように皇妃に問うた。
「お飲み物は如何なさいますか? カノンさま。お召替えも、お持ちいたしました」
皇妃はその整った顔に、ほんのわずかな笑みを浮かべた。血の気が失せ、ただ白い頬が、投げ出されたように伸びる脚が、今は痛々しく見える。
「ありがとう、エリザ」
いつもの回答に満足と安堵を覚えた。けれども、今日はそこに瑕疵がついた。小さく小さく言葉は「でも、」と繋げられた。
「今は、要らない。少しだけ、ここに、居たい」
「、かしこまりまして」
躊躇いが含まれていたのは、皇妃にも聞こえたろう。放心したようだった表情に、少しだけまた意思が戻る。
人が来ることは少ないとはいえ、中庭だから。それだけだ。本当に。
「……わかっている。エリザ」
あまりにも必死に考えてしまった故か、皇妃は、カノンは、ずいぶん温かな声音でエリザに応えた。そうして、身体を物憂げに動かしだす。
***
妾妃は、ころころと、実に楽しそうに笑っている。その様子を見て、エリザはまた苛立った。何をするでもない。ただ、カノンが、ルナリエルの様子はどうだろうか、と問うたからだ。迷ったが、結局エリザだけがこうして訪ねている。
「嫌なら嫌って言えばよろしいでしょうに。本当、主従揃っておかしな人たちね」
それが言えるほど、エリザはカノンに逆らうことが出来ない。その気も無い。
「別段、何事もございませんわ。
実際、それは本当のようで、彼の人の何処か穏やかな甘い香どころか、ほんのわずかな花の香、砂糖の一かけらの甘さにまで気分が悪くなるようだ。妾妃の侍女たちも、今は香水も付けずに居る。エリザも、今は妾妃が腰かける長椅子から距離を取っていた。
妾妃は真白い髪をまとめ、比較的楽な恰好ではあるものの、きちんと皇妃の侍女を迎えている。様子さえ見れば、それで用は済む。
「それだけなら、よろしゅうございます」
「どうせ来たのだから、妃殿下のご様子も教えていただけません? わざわざ出迎えたんですもの」
「何を、お聞きになりたいのでしょうか」
「妃殿下はいつもの通り?」
「ええ」
「そうよね。だからあなたがそんなに不機嫌なのよね」
苛立つエリザをよそにまた笑いだす。何がそんなに
「良いではありませんか。アイネスブルクの方々みたいに、甘いものが食べられないと言った途端、私に甘いものをたくさん贈ってくれるような方がお好み? 本当に食べられるのがどれだけあるかもわからないから、侍女にも食べさせられないなんて。結局女官に渡しましたけど」
「それはお気の毒に」
「本当よ。それなのにお礼に何か返さなきゃいけないんだから、散々だわ。私だって食べられるなら食べたいわよ」
勿体ないことをする。ちなみに彼女の言った女官は、妾妃自身にも知らされていないが、やはり庭番である。菓子の中には下剤の類が仕込まれていたものがあったので、どちらにせよ妾妃に渡すことはなかったろう。
アイネスブルクの面々は第一皇子たるリヒャルトを中心にしたがっている。けれども皇帝は、遠方からやって来るアイネスブルク候以外にはほとんど謁見させない。まだ乳飲み子で、立太子の儀もまだ先だから当然と言えば当然だ。
皇帝はそうすると仄めかすどころか明言しているようなものだが、安心出来ないらしい。
とはいえ、いずれ皇太子となるのだから相応の人物を周りに付けたいと言われれば、どんな人間でも色めき立つだろう。
実際、このところのアイネスブルクの面々の顔を思い描くも、「相応の人物」は少なかった。
先々帝、先帝の時分には今一歩及ばなかったグロスハーフェンだとか、アイネスブルクより東に位置するノーダムハング、勿論オストエンデの人々も忘れてはいけない。それらの地域の者たちの名前が、様々な方面で挙がりはじめている。それも、貴族の名ばかりではないのだ。
皇帝は
……先日のことを思い出して、また苛立ちが首をもたげてきた。それを見たからか、また妾妃が笑う。
「あら、また皇帝陛下が妃殿下を虐めたの? 急に怖い顔をするなんて」
「……何でもございません」
言い訳としては下の下だ。言ってしまってから思うものの遅すぎる。妾妃はその恰好にそぐわず、にんまりという形容が相応しい笑みを見せた。
「いつものこと、なんでしょう。どうせ、あの人たちのことですもの」
「それは、否定のしようもございません」
認めてやれば、妾妃は菫色の瞳を面白そうに細めた。その通りなのだから、そうして、それをルナリエルは知っているのだから仕方もない。
「虐められるのが嫌ならそう言いなさいな。妃殿下が言わないのは解りますけど、あなたはどうしてそんなことも言わないの? 話そうと思えばいくらでも話せるでしょうに」
「……言ってもお聞きになってはくれませんから」
ふと零してしまった言葉に、自身も驚いた。ルナリエルもそうだったのだろう。細めていた瞳を見開いた。ただ、思うところもあったのか同情とも困惑ともつかぬ表情に変わった。
「ほんとう、その通りね」
ただ、と溜息と共に妾妃は続けた。
「解らなくもありませんけれど」
「……お解りになりますか」
「だって、妃殿下は何を考えてるか判りませんもの。それこそ嫌々ここに居らっしゃるかもしれないわね。そんなの、あの男には耐えられないでしょうよ」
そうかもしれない。訊いたことこそないけれど、そういった心情は端々に見える。一方で、妾妃の言うことは一つ違う。彼女は、出ようと思えばここから出てしまえる。
「だから虐めたくなるのだわ」
言葉は妾妃自身にも向けられているのだろうか。そんなことも、エリザには解らなかった。
***
悪阻以外は特段問題は無いそうだと、伝えれば皇妃はその整った顔をほころばせた。そういうときの表情は常と比べてもずいぶん柔らかい。ただ、不思議と皇妃はあまり表情が変わらなかった。思い返せば、そうだ。
今更に、そんなことも思う。不機嫌というのではない。口元に笑みを浮かべることも多い。けれど、何処か変わらないと思ってしまうのは、ずいぶんと整った顔立ちをしているからだろう。整い過ぎた、と言っても過言ではない。
見事な対称を描く輪郭やまっすぐに通った鼻、唇といった部品に、とりわけ不可思議な光を放つ金と青の瞳。真白い肌も、純銀を伸ばしたような髪も。
美しいと思う。
「エリザ?」
「ああ、お綺麗だと、思いまして」
口にしてみれば、皇妃は、カノンはわずかにその色の違う目を見開いた。珊瑚色の唇が動く。わずかに覗く歯も、粒が揃った真珠のようだ。
「どうした、急に」
舌の色も鮮やかなものだ。声も、まったく聞きやすい。
「急では、ございません、が」
そう、いつも感じていたことではある。判っていたことでもある。あまりに、美しい。時を重ねないその身体は。
エリザの髪は伸びた。前髪こそ邪魔にならぬように切っているけれど、もう背まで届く程度には伸びている。毎朝、結わえるようになった。
カノンの銀色の髪は、そんなことも無い。肩までも無いまま、伸びることが無い。爪だって、整えているのではなく、変わらぬだけだ。
「いつも、そう思っておりました。きっと、これからも、そう思うでしょう」
「そう、か」
疑問とも応えともつかぬ言葉に、エリザは微笑した。
「そうです、皇妃殿下」
言葉を紡げば、まったく皇妃は怯えたように見えた。驚いたとは違うだろう。いつも、二人だけのときには名を呼んでいた。以前からの習いだった。なぜそうしたくなったのか、エリザ自身には解っている。少なくとも解っているつもりだ。
「今の、私はどう見えますか」
「どう……とは」
「どんな風に、見えていらっしゃいますか。妃殿下には」
わずかに、皇妃はその目を伏せた。珊瑚色の綺麗な唇は震えて閉ざされる。次いで、その目も閉じられてしまった。
「つらい、か」
「そう、見えますか」
「少しだけ」
エリザはそれに頷いた。それで、会話が終わるかと思った。けれど、皇妃の言葉は続いた。
「エリザ。少しだけ、時間をくれるか」
「、カノンさま?」
虚を突かれたのだと思う。また、彼女の名を呼んだ。表情は硬い。
「何を、仰っているのですか。そのようなこと」
「駄目、か?」
「駄目では、ありません。ただ、そうではなくて」
そんなお願いなどしなくて良い。少しだけ、ほんの少しだけ自身の勝手にして良いのに。どうして、この人はそんな風にしてしまうのだろう。
「だって、わたしはエリザではないから。これが本当に良いか、分からない」
「カノンさま」
呼べば、カノンはゆるゆると首を振った。
すっと、彼の娘の表情は変わった。どこか大人びたように見える。金と青の瞳は、まっすぐにこちらを、エリザを見た。見据えたと言えるほどの視線は、逸らすことも出来ない。
「下がれ」
単純な命令はエリザを打った。反駁も出来ない。否、しようとは思った。けれども、言葉は皇妃の態度で押し留められた。
一礼して、その場を下がる。
以後、皇妃はエリザを呼ばなかった。
***
どう見えるか、と。そう訊いたからだろうか。
エリザが呼ばれなくなって、二日が経過した。部屋に行こうとすれば止められた。カノンの傍には今、別の庭番がついている。皇帝からは何も言われていない。おかしなことに、頭であるクラウスからも何も言われていない。
庭番という組織からすら、分かたれてしまったような。そんな心持さえする。
日々の仕事はあるけれども、これまでに比べれば負担は無いに等しい。他の庭番も、何も言って来ない。気の毒そうに見られることもあるものの、直截に言って来る者は居なかった。
あの折に、何故あんなことを言ってしまったのかとも思う。
言わなければ、良かった。
後悔など遅い。
夜も更けて、自室に戻ろうとしたところで……使っていて良いのか疑問ではあったが、他の部屋にも行けなかったのだ――皇帝陛下がお呼びだと言伝された。示されたのは皇妃の部屋ではない。そうなら良いと思ったのだが。
謝罪しようか。機会がいただけるならば、いくらでも。
「参りました、皇帝陛下」
示された部屋は、他の部屋と大差ない。広く、窓も大きく取られているが、帳も無い。外は既に暗い。灯りも入っていて室内は仄明るい。調度も当然美しい。皇妃の部屋には近い。だから、余人も居ない。
扉を閉じて皇帝の前へと進む。膝をつこうとすれば、止められた。それで、いくらか安堵する。ただ、皇帝が何か言うよりも先にエリザは言葉を発していた。
「陛下。妃殿下に、どうか、妃殿下に」
縋りたくなるほど思いつめていた。今一度、皇妃と、カノンと言葉を交わしたかった。それすら出来なくなるなどと、思ってもいなかった。
皇帝は、何とも言えぬ風でエリザを見た。
「カノンは、君を侍女役から外したいと言った。良くしてもらったから、出来るだけのものは与えて欲しいとも」
「そんな」
膝をついてしまっても、皇帝は何も言わなかった。
「何故、でございましょう」
「言わない、だそうだ」
「何故!」
皇帝は首を横に振った。
「それでは納得が出来ません。何故私では」
「いずれ誰かを傷つける。そうするつもりが無くても、今のままではいつかエリザはそうする。納得出来ないと言ったならば、そう伝えて欲しい、ともな」
「私が、ですか」
そう、見えたのか。私が。
しかしながら、何処か冷静になった頭で思えば、以前よりも、確かに皇帝の行為に苛立っている。それも、カノンが傷ついてしまうのでは、という憂いだけで。それで、なのだろうか。
「カノンは確かにそう言った。どうしてそうまで思い詰めているかは訊かぬ。だが、今までカノンについていてくれたことには、……私からも礼を言いたい。望みがあるなら、何でも言うと良い。カノンのところに戻りたいというのでなければ、聞こう」
言われた言葉を
しかしそうしたことで、皇帝の、いや、アゼルヴァイドの言葉に自身の答えを見つけることは出来た。それがカノンの考えと同じかどうかまでは、今のエリザには判らない。それも違う。今でなくともきっと分からない。そうして、これで良いかを決めるのは自身しか居ない。
「本当ですか」
アゼルヴァイドが頷く。この人は、言葉を違えることはすまい。
「でしたら、……一つだけございます」
時間が必要だと言ったのはその所為と思うのは穿ち過ぎか。庭番だって人間だ。勿論月の障りはある。概ね三日は休むことになっている。そんなことも、あの
***
怒っている。そのくらいは、見ずとも判る。きっと、エリザはカノンが思った通りの望みを口にしたに違いない。そうして、アゼルヴァイドはそれを聞いたに違いない。
だから、こんなに怒っている。
「カノン、起きているのだろう」
珍しく、問うてくる。実際、起きている。
そちらに視線を向ければ、思った通りに、怒りを湛えたままのアゼルヴァイドが居る。時刻の割に明るくされた部屋の内側で、いっそう燃え上がるようだ。
「起きて、いる」
「判っていて私を向かわせたな」
「そうだ」
「カノン」
ほとんど怒りのままに、アゼルヴァイドが寝台に乗って来る。次いで、アゼルヴァイドの方へ身体を開かせられる。
「話さなかったのは、すまないと思っている。でも、言ったら、アゼルヴァイドは、きっと、しないから」
怒りが沈む。アゼルヴァイドは重く息を吐いた。
「何故」
「アゼルヴァイドも、ルナリエルも、エリザも、傷つけさせるわけにはいかなかった」
「言葉では止まらなかったか」
「判ろうとしない者には、通じない」
信じがたいというような表情で、アゼルヴァイドは居る。それでも、きっと納得してくれるのも、分かっている。
「エリザは、どうしてルナリエルなのか、ずっと、考えていた。何故、わたしが、ここにいるかも。エリザは納得しようとして、それでも出来なかった。ルイーゼとおんなじに」
ルイーゼの名を出せば、また怒りがもたげて来たらしい。
「ちゃんと、起きたろう」
「それとこれは別だ」
「そうかも、しれないが。とかく、エリザの気は逸らしておきたかった」
「確実に、か」
「うん。身重になる可能性が出来れば、気にする余裕は無くなると、思ったから」
それに、アゼルヴァイドでなければ、エリザは納得すまい。
アゼルヴァイドにしても、子が居るに越したことはない。だから、承諾すると思った。
ただ、気づいて、怒られるところまでは、考えていなかったが。
「何故、気づいた」
ふと訊いてみれば、何とも言えぬ表情で答えて来る。苦いものを飲み込むような、そういう顔だ。
「君が私に何かを頼むなど、このところほとんど無かったろう」
「そう、だったかな。頼んでいた、気もするが」
「君が、君自身のことについて、私に頼むなど、と言えば判るか」
「ああ、そういえば、そんな気がする」
だから、エリザも厭になったのか。
「でも、思いつかない」
ここに居る以上に、大事なことはあるだろうか。アゼルヴァイドに頼まなければならぬことは、あるか。未だ無いと思う。
「傍に、居させてくれるなら、良い」
「こんな状況でもか」
「良い。アゼルヴァイドが困るなら、そうでなくなっても、良い」
言葉とほとんど同時に、抱きすくめられた。表情は見えないけれども、アゼルヴァイドが何だか泣きそうに思えた。そうはならなかったけれど。
「それ以上、思いつかないんだ」
わずかに身体が離されて、唇が合わさった。ただそうされて、また離される。
「もう、こんなことは、一人で企まず、相談してくれ」
「……わかった」
「私も君だけが良い」
分かっているけれど。そうは出来ないのも解っているから。つい、それに甘えてしまった。
わたしは、アゼルヴァイドの子が見たい。正直に、リヒャルトに、もっときょうだいが増えれば良いと思っている。こればかりは、言わないけれど。
ルナリエルも、あの子も大丈夫だろう。心配はいらない。
「分かっている」
応えれば、また口づけられた。舌先が
それだけなのに。エリザには、もっと早く、そう言っておけば、良かったのだろうか。
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