鳴り響く風鈴の音
鳴り響く風鈴の音、いろ、季節外れ
干乾涸びた ひとひとひらの慟哭
夕陽は朱に胤を貶し 皆を殺す。
ざくざくざゝざゝ
はなハダチらシてゆク
嵐 暴れ雫
渦を手繰る リネンの古布に包まれ
あゝ
終焉の喇叭が仰山 天からがらに
容易く奪って往く
羽根が染まる 桎梏に担がれた
死の鳥もまた 堕散るのみ
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