転移したらダンジョンの下層だった

Gai

第1話転移場所はダンジョンの下層!?

「ここは・・・・・・。どこだ? てかなんで俺はこんなところにいるんだ??」


俺は確かさっき車かトラックに轢かれて・・・・・・あ、そっか。俺死んだのか。

だからこんな周りが真っ白な世界にいるのか。

てことはこれから神様に天国に行くか地獄に行くかを言われるのか。


そう思っていると肝心の神様が見当たらないので辺りを見回すと後ろに女性・・・・・・いや、女の子が立っていた。

でも、ただの女の子じゃない。なんて言うか・・・・・・神々しさがあるって言えばいいのか?


俺が目の前の女の子の事を考えていると、女の子が凄い勢いで頭を下げ謝りだした。


「このたびは本当に申し訳ありません!! こちら側の都合で総助さんにご迷惑をおかけすることになり本当にすみません」


「!!!!???? いや、ちょっと待ってくれ! 理由もなしにそんなに謝られても困る」


「はっ!! そ、それもそうですね。重ね重ね本当にすみません!!!」


うん、言ったそばから謝ってるよなこの子。

まぁ、今はそれは置いといて聞きたいことを聞くとするか。


「あ~とりあえずここはどこなのか、あんたは誰なのか、それとなんであんたが俺にそんなに謝っている理由を教えてほしい」


「わ、わかりました! えっと、まずここは・・・・・・」


ふむふむ、なるほどな~~~。大体分かったは。

まずここは死後の行き先を言い渡される場所。これは俺の考えとそう変わらないな。


そしてこの女の子の正体は転生神。簡単に言えば前世で良い行いをした人を前世で生きた世界とは別の世界に送り出す神様らしい。


そしてなんであんなに謝っていたのかの理由だが、これはもの凄い納得いった。


本来なら俺は自分が生きていた世界とは違う世界、異世界の一般家庭の子供に転生するはずだったが神様側の都合上により、俺は異世界にあるダンジョンの下層に転移されるらしい。


そういう理由ならさっきの謝り様もわ分かる。というか俺があの女の子の立場なら絶対同じように謝っていたはずだからな。


ダンジョンていう単語なら何回も聞いたことがあるから大体の想像はつく。

しかも転移する場所が下層なんだろ。直ぐにゲームオーバーじゃん。


などと俺がこれからの現実に頭を悩ませていると転生神様から朗報があった。


「あ、安心してください私の権限で少しは総助さんの力になれますから! えっとですね・・・・・・」


転生神様の権限で俺の力にを与えてくれる内容だが簡単に言うとこの二つだった。


まず俺の年齢分のスキルを自分で選べるらしい。

スキルとは俺が転移する世界に存在する特殊な力らしい。言葉からして俺もなんとなく想像できる。

ちなみに俺の年齢は十五歳なので十五個分のスキルが選べる。

そして簡単な食料を十日分くれるらしい。


それから二十分ぐらいかかって十五個分のスキルを選んだ。

十五個もあるんだから直ぐ考え着くだろうと思っていたが、案外時間がかかった。


そして俺がダンジョンの下層に転移される時間となった。


「それでは総助さん、これからあなたをダンジョンの下層に転移します。総助が転移する場所はセーフティーポイントと呼ばれる部屋なのです。その部屋には魔物などはいないので安心してください」


ほう、それは良かった。転移した瞬間にレベルの高い魔物とエンカウントして殺されたとか最悪だからな。


「それでは総助さん。あなたのこれからに幸せがあらんことを」


転生神様がそう言うと俺の視界は一旦ブラックアウトした。







「んん・・・・・・ここがダンジョンか。ま、いかにもってところだな」


あの真っ白な世界から転移した俺は今周りが石でできた大体広さ十五平方メートル程の部屋にいる。

周りには何もない。もちろん転生神様が最後に言ったように魔物もいない。


「まずはステータスを確認するか」


心のなかでステータスオープンと唱えると目の前にウィンドウの画面が表示された。



サカザキ ソウスケ


人間 十五歳 レベル1


所持スキル


鑑定レベル5 気配遮断レベル5 魔力操作レベル5 身体能力強化レベル5

火魔法レベル5 水魔法レベル5 風魔法レベル5 土魔法レベル5 雷魔法レベル5

気配察知レベル5 隠蔽レベル5 収納レベル5 錬金術レベル5 鍛冶レベル5 

木工レベル5 解体レベル5


うん、選んだどうりになってるな。

一応生きていくためのスキルと武器のスキルは最初にどんなものを使うか分からないから選ばず魔法のスキルを選んだ。

後は冒険に役立つであろうスキルと趣味のスキルだな。

というか、一つスキルが多いな。

サービスか?


それと食料に関してはしっかりと俺の隣に袋で包まれたのがあった。


携帯食×10 水二十五リットル コップ


携帯食ってのが少し不満だったけどまぁ良しとしよう。

そんで少し疑問だったのがある。


所持装備品 蛇腹剣


うおいいいいいい!!!!!!!!! なんでそんなもの凄いマイナーな武器なんだよもの凄い扱いにくそうな武器じゃねぇかあああああああああああああああ!!!!!!!!


はぁはぁはぁはぁ、一旦落ち着こう。確かに扱いにくそうな武器だけどないよりはまっしだ。


とりあえず・・・・・・一週間魔法の確認とかしていくか。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る