3.神界にて
優は武神と一緒に森の中に入り数匹の魔物を見つけていた。
「この、魔物ってゴブリンか?」
「あってるよ。ただ強さが優くんが行く世界のゴブリンと桁違いに強いから気を抜かないでね。今の優くんだったらギリギリ勝てるかなって感じだと思うから」
優が神界に来てから約1ヶ月がたった。優はその1ヶ月で敬語がぬけていた。
その間の1ヶ月なにをしていたかと言うと、まず創造神のミルが優の住んでいた家に近い感じで家を作ってくれ、家の中を見せてもらいその後に魔力の使い方を魔法神のフルールに教えてもらった。
因みにミルが作ってくれた家では皆で住むことになった。その家の広さは二階建てで全員が一緒に住んでも問題ないぐらいに広くリビングには大きなL字型のソファーがあったりと、ちょっとした金持ちのような家になっていた。それぞれ個人の部屋には1人で寝るには大きすぎるベッドに3人が座れるの大きさのソファーがありそれでも余裕があるぐらいには広い。
2日目は初日の復習で魔力の使い方を練習していたら、その日1日掛けて何とか魔力操作を覚えた。その日は、それで終わり皆で食事をとり色々と会話をして終わった。
3日目はスキルの使い方を教えてもらい、鍛冶神のドルワが優専用の武器を作ってくれるとの事でその工程を見せてもらいその日は終わった。
4日目からは武神のロウに剣の使い方や戦い方、体の動かし方など実際に動いてみたりして本格的に修行が始まった。
優は物覚えがいいのか直ぐに体の使い方や剣の振り方を覚えロウと軽く手合わせしてもらったりしていたが、ロウは1割程の力しか出していないみたいだった。
そして、今に至る。
「ステータスはどれくらいなんだ?」
「あ、そっか優くんって鑑定のスキルを持っていないんだっけ?暫くは僕がいるから大丈夫だけど今後必要になるよね。どうしようか,,,,,,まぁ、今はまだいいかな。そうだね、レベルは40~60でステータスが2000~4000ってとこだね。因みに向こうの世界では、レベルが1~20でステータスが100~500って感じだね」
「まじか、そんなに強いのか,,,,,,俺大丈夫かな」
「油断しなければ大丈夫だと思うよ。それに、僕もいるしね!それと、ゴブリンの中に魔法を使える奴もいるから気をつけてね」
「わかった、やってみる」
優は刀を右手で持ち、腰を少し落とし戦闘態勢をとった。因みに優が使う武器は鍛冶神に作ってもらった刀に槍、剣と短剣を2本ずつだ。だが優は主に刀を使っている。
そして、優が集中し初め数秒後に右足で地面を蹴り一瞬で近くにいたゴブリンに近づき首を落とした。その瞬間他のゴブリン達は仲間が殺られたのに気づき優に反撃をしてきた。すぐ近くにいた剣を持ったゴブリンが優の後ろから切りかかったが、その攻撃を優は後ろを振り向くことなく持っている刀を後ろに回し攻撃を弾きそのまま振り向きゴブリンの首を落とした。だがその後直ぐに少し離れた場所に居たゴブリンが魔法を放ってきたので転移を使い魔法を放ってきたゴブリンの後ろに周り首を落とした。その後は他のゴブリン全員が一斉に武器などで攻撃してきたが、速さでは優の方が速いので素早く動き腕や足、体を斬ってゴブリンを全滅させた。
「はぁ,,,,,,,,,,,,はぁ,,,,,,,,,はぁ,,,,,,,,,,,,ふぅー,,,,,,,,,初戦闘は緊張するな。普段より少し疲れたな。それで、どうだった?」
「そうだね、初めてにしては凄く良かったよ!ただ、転移を使わずに倒して欲しかったかな?まぁ、でも点数をつけるなら100点満点中の90点だね!点数が高い理由は優くんは今回が魔物との初戦闘だったから高く点をつけたんだ」
「なるほどな。まぁ、転移に関しては他に避ける手段がなかったからな。俺も本当は転移は使いたくなかったんだけどな。次は転移を使わずに倒してみるよ」
「そうだね。それじゃ、今度は僕の戦いを見ててよ!近くにゴブリンがいるからそっちに行こう」
優とロウは近くにいるゴブリンの方向にむかって行った。
先程と同じぐらいの数のゴブリンがいたが今回は魔法が使えるゴブリンが2体いた。
「それじゃ、優くん見ててね!なるべく優くんが追いつける速度で動くから。まぁ、このように倒したら尚良かったって倒し方をするからね」
ロウは剣を構えたその瞬間一瞬にしてロウの姿が消えた。優は何とかロウの動きを目で追っていた。まずは、魔法が使えるゴブリン2体の後ろに周り首を落とした。そのゴブリン2体は何も出来ずに呆気なく切られた。その後すぐに近くにいたゴブリンの後ろに周り首を落として行った。スピードは兎も角無駄な動きが感じられない動きで次々とゴブリンを倒して行った。戦闘?蹂躙?が始まって1分でその場にいたゴブリン達は全滅していた。
「とまぁ、こんな感じで最初に魔法を使えるゴブリンを倒すと後が楽だよ!次また、見つけたら同じようにやってみよう!それじゃ、今日は帰ろうか。帰ったら素振りを忘れないようにね?」
「なるほどな。でも、俺あそこまで速く繊細な動き出来ないけど?」
「大丈夫だよ!優くん筋がいいからきっと直ぐに出来るようになるよ!それと、帰ったらステータスを確認してみようよ」
「そうだな、最近というか初めて見た以来1回も確認してないからな」
2人は軽い雑談をしながら帰り、優は直ぐに風呂に入って疲れをとり、治癒神のララに軽くマッサージをしてもらい、ミルとフルールが作ってくれた家庭的な料理を皆で食べながら今日の戦いのことを話したりした。食事を終え優はリビングにあるソファでくつろいでいるとミクが膝の上に座ってきた。最近は必ず膝の上に座っている。
「なぁ、ミク。最近よく俺の膝の上に座って来るが座りずらくないのか?」
「ん。全然問題ない。寧ろ優の膝の上に座ると落ち着く」
「そうか、ならいいが」
「ん。」
「ステータス確認するけどこのままでも大丈夫か?」
「問題ない。優こそ平気?見づらくない?」
「俺も大丈夫だ。それじゃ、ステータスオープン」
音無 優 レベル:15
性別:男
年齢:17
種族:人族?
職種:神々の弟子
体力:23000
魔力:30000
筋力:24000
俊敏:26000
魔耐:27000
物耐:29000
属性:火 水 風 土 光 闇 雷 氷
スキル:言語理解 剣術 槍術 双剣術 短剣術 刀術 鍛冶 創造魔法 隠蔽 転移 空間魔法 異空間ボックス 創造生成 治癒魔法 再生魔法 成長促進 魔力操作New 迅速New
称号:【創造神の加護】 【全知神の加護】 【魔法神の加護】 【武神の加護】 【時空神の加護】 【鍛冶神の加護】 【治癒神の加護】 【運命神の加護】 【神々のお気に入り】【異世界人】【武の天才】【武神の一番弟子】【魔法神の一番弟子】【鍛冶神の一番弟子】【全知神の孫(仮)】
おぉー、レベルが上がってるな。ゴブリンを倒しただけなのに、ステータスの上がり方も異常だな。神々の弟子って言うのまぁ間違っていないが,,,,,,,,,,,,種族も人族?になってるしな。俺人間辞めるのかな?別にいいか。魔力操作はフルールに教えてもらった時に覚えたやつだろ。あと、迅速ってスキルは今回覚えたのか?確かにいつもよりは速く動くことが出来たが。称号の全知神の孫(仮)ってなんだよ。確かに最近結構喋っているし祖父っぽいなとは思ったことはあるが。
「,,,,,,,,,どうだった?」
「ん?あぁ、みるか?」
「ん,,,,,,,,,,,,ここに来た時より凄く強くなってる。このまま行けば私たちに追いつくと思う。それと、神になるかも?」
「あー、やっぱり人間辞めるのか」
「多分?,,,,,,,,,私たちと一緒は嫌?」
「ん?嫌じゃないよ?ただ、心の準備ってのがあるからな」
「,,,,,,そう。ならよかった。それじゃ、私は眠いから寝るね。おやすみ優」
「おやすみ。ミク。それじゃ、俺も寝るか」
ミクが自室に戻った後直ぐに優も部屋に戻り寝る準備をした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます