2.神界
何人かの人型の白い影が目の前に急に現れたのでこれまた優は少し驚いた。
「あら、皆さん来たのですね?」
そう言ってミルさん?様?が声をかけると白い影が鮮明になっていった。
すると、その中の1人が声をかけてきた。
「君が音無 優君だね?儂は全知神のゼロスじゃ、よろしくな。わからんことがあればいつでも聞いてくると良い」
「私は、魔法神のフルールよ。よろしくね優くん!勿論魔法のことならなんでも聞いてね!」
「僕は、武神のロウだよ。よろしくね。あ、因みに武神と言っても武器に関する神だからね!武器ならどれでも使えるよ!いつでも特訓に付き合うよ!」
「私は、時空神のミク。よろしく」
「俺は、鍛冶神のドルワだ!よろしくな!鍛冶なら俺に任せとけ!優の防具と武器は俺に任せな!それと、作ってみたくなったら言ってこい教えてやるからな」
「私は、治癒神のララよ。よろしくね優くん。病気や怪我に関しては私に任せなさい。ここに居るのであれば病気や怪我なんかした場合は私のところへいらっしゃい。いつでも治してあげるわ」
「私は運命神のティナですよ~。よろしくお願いしますね~!優さん~。運命の相手が気になったりしたら~いつでも聞きに来てくださいね~?」
最後に運命神が自己紹介をして終わった。
「あ、はい。よろしくお願いします?」
優はいきなり出てきた神様たちに驚いて少し緊張して、挨拶をしていると全知神のゼロスが声をかけてきた。
「ほっほっほ、優くんそんなに緊張せんでええよ。友達と思って気軽にしてくれ」
「いや、さすがに,,,,,,」
「大丈夫ですよ、優さん。皆さん優しい方達ですので!」
「そうだぜ、そんなに硬くなることはねぇ!気軽に行こうぜ?」
「はぁ、分かりました。でも、慣れるまでは敬語になると思います」
「おう!それでもいいから、ゆっくりと馴染んでいけ!」
それから少しだけ雑談をしたあとに、早速本題へと入っていった。
「それでは、本題へ戻りましょうか。まずは、優さんへ私たちからの加護とスキルを渡していきますね。」
そう言って1人ずつ優へ手を伸ばした。すると、手のひらが光っていた。最後の運命神が終わった。
「優さん、これで私たちからの加護とスキルを渡し終えたので確認してみましょう。ステータスオープンと言うと自分のステータスが見れます。ただし、自分以外の人も見えますから気をつけてくださいね」
「分かりました。ステータスオープン」
音無 優 レベル:1
性別:男
年齢:17
種族:人族
職種:学生
体力:5500
魔力:6000
筋力:5500
俊敏:5600
魔耐:5700
物耐:5700
属性:火 水 風 土 光 闇 雷 氷
スキル:言語理解 剣術 槍術 双剣術 短剣術 刀術 鍛冶 創造魔法 隠蔽 転移 空間魔法 異空間ボックス 創造生成 治癒魔法 再生魔法 成長促進
称号:【創造神の加護】 【全知神の加護】 【魔法神の加護】 【武神の加護】 【時空神の加護】 【鍛冶神の加護】 【治癒神の加護】 【運命神の加護】 【神々のお気に入り】【異世界人】
「なるほど,,,,,,よくわからん。まぁ、スキルとか称号が凄いのは何となく分かるが、ステータスの数値って高い方なんだろうか」
「ステータスやレベルは職業にもよりますが、国に仕える騎士団団長のステータスより少し低い感じですね。因みに各国の騎士団達のレベルはだいたい50~80です。ステータスの数値は1000~3000ですね。そして、騎士団長のレベルとなると130~140程です。ステータスは6000前後ですね」
「なるほど。因みに俺以外のクラスのみんなはどのくらい何ですか」
「職種にもよりますがだいたい1000前後だと思いますよ」
という事は、多分何処で訓練してレベルを上げてから攻め込むのだろうか?
「それであってると思いますよ」
また、心を読まれたな。まぁいいか。
「ミルさんには話したんですけど、皆さんにお願いがあります。ここで修行してもいいですか?それと、良かったら俺を鍛えてくれませんか?」
「ほっほっほ、ええよ。その為にここに来たのじゃからな。それに、ここは、お主のためにミルが作った場所じゃから」
まじか、いつの間に,,,,,,でも、それは、ありがたい。
そう言えばここに、家とか無いのかな?まぁいいか。
まてよ、鍛えてほしいとは言ったが、魔物みたいなやつを倒してステータスが上がるってイメージあるんだけど、そこら辺はどうなんだろか?後で聞いてみるか。
「あの、ちょっといいですか?ステータスってどうしたら上がるのかなって」
「教えるの忘れてましたね。では、説明しますね」
ステータスの上げ方は2種類あるという。まず1つ目はシンプルに魔物等を倒していきレベルを上げステータスを上げる方法と、もうひとつは修行や訓練など自分より格上の人に鍛えてもらうとステータスが上がるらしい。でも、魔物等を倒して上がるステータスと上がり方は全く違うらしい。例えば、魔物一体を数分で倒してステータスが全体的に100上がったとする。しかし、訓練や修行などでして100あげる場合は鍛え方にもよるが1日3時間鍛え続けた場合はだいたい1週間かかるらしい。だが、例外もあるとのこと。スキルに成長促進など職種によっては魔物を倒して上がるステータスとあまり変わらないとの事。それと、魔力に関しては自分の保有する魔力を空にすると少し上がる。だが、魔力を使いすぎたり無くなったりすると、目眩や眠気などを起こすので注意がいる。しかし、この方法は向こうの世界では知られていない。
「という事は俺は神様たちに鍛えてもらうしかないってことですか」
「それなんですがここを作る際に魔物やダンジョン等を作っておきましたからそこで上げることも出来ます!なので大丈夫ですよ!」
「それは、ありがとうございます。それと、これから暫くの間お世話になります。よろしくお願いします!」
そして、優の神界での生活が始まった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます