そういうお国柄な夢。
猫店。
第1話
同じ部屋に外国の人がいた
日本語がかたことだった
南米とかのお顔立ちだったように思う
それは中年の夫婦だった。
中年といっても50代前後だ
「〇〇店にあなたも欲しがってたこの椅子売ってたよ」
そもそもなぜおなじ部屋にいるのかわからないし
ここがどこだかもよくわからないし
そしてなぜその外国人の欲しいものを私が知っているかわからないが
私は夫婦らしきカップルの男性のほうに言った
その椅子は木で出来ていて百合のようなものが彫り刻まれていた
しかしその日は妻のエステを入れてしまったらしくその男は買いに行けないようだった
「なぁー、頼むよー、椅子を買いに行こうー・・・」
男性は、妻らしき女性に明日椅子を買いに行こうとせがんでいた
しかし妻は男性のほうを見もせず、そっぽを向いていた。
すると男性、私のほうを チラっ チラっ と、みるのだ
え、なんだなんだ、私に買いにいけってことか
または私の買ったこの椅子を譲れってことか
やだよ。私だって自分の用事があるし、ましてやこれは運ぶのに大変苦労したんだから
ゆずるわけないじゃないか・・・
♦
今思えばこの人たちは近々帰国してしまうわけだし
私はまた買いに来ればいいわけだから
無償で譲るとは言わないまでも
売ってあげるかなにかしてもよかったのでは・・・
けれどこのときは私は絶対に譲らなかった
もしかすると、このチラチラ見る行為がなければ考えたかもしれないが
最初からお願いしようという魂胆が見えていると
心の狭い私は、なかなか嫌なものである
まだ、口でお願いされたほうが気分がいいかもしれない
おしまい
ありがとうございました
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そういえば昔、これは実際にあった話だが、
ラーメン屋で、(それこそ南米人なのか東南アジアなのかわからない)集団が、
ラーメンの汁で手や、口が汚れたようで
私の持っているタオルに一斉に視線が集まった時があったっけ・・
この場合はクチで「貸してください」とお願いされようが、無言で訴えかけられようが、無理なものは無理だ。
2017年1月頃にみた夢
そういうお国柄な夢。 猫店。 @nekot_en
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