第2話
高校2年生5月くらいかな、せっかく慣れてきたファミレスのバイトもくだらない理由で辞めてしまい、遊ぶ金も尽きてきた。。もうすぐ夏休みだし、それまでには彼女とか欲しかったし、彼女一回も出来た事ないし、
そうそう!言い忘れたが共学の学校だけど、うちのクラスら男しかいなかった、しかも一クラス50人!男50人ってすごい暑苦しかったけど、楽しかった!ただ!女の子がいればな。。
話がそれたが、そんな感じで、女の子にはすごいうえていた。。そんなこんなで、彼女欲しいと1日、千回は言っていた頃、クラスメイトの部活のバンドメンバーの桜井くんがある作戦を立てていた、
それはバイトの求人雑誌に載っていた、夏休みの泊まり込みの海の家のバイトである!給料は日給8000円以上可能!これは出会いもありそうだし、一緒にやるか!と行く事にした、
さっそく面接に行き、怪しい建物の4階くらいにあった部屋にて、面接を開始した。
面接官は、仕事内容はパラソルを売る事、ノルマがあって、30本以上売って初めて日給4000円が出ます、それから売った本数によってどんどん稼げるから頑張ってね!30本いかないと時給100円になっちゃうからね!
マジか。と思ったが、面接官は続けた、まあ普通に仕事してれば、必ずノルマは達成出来るから、途中で女の子ナンパして遊び行ったりしなければ大丈夫だよ!
何!!?そんな自由なのか!これはやるしかない!と桜井くんと話し、2人で海の家のバイトに行く事にした。
桜井くんは予定があったため2.3日遅れて開始するため、自分が先に海の家へと向かった。
夜に寮に到着し、狭い部屋に男が10人くらいいた。もちろん、直ぐにナンパの話しだので盛り上がりどんな出会いがあるのか楽しみだった!
次の日、朝何時かは忘れたが6時くらいかな?みんな起きて準備して海へ向かった。その寮を出て外に偉い人がいた、その人に2人くらいが、
ばあちゃんが死んだ。と言って帰って行った、そこで少し嫌な予感はしたが、まあ希望の方が大きく海へ向かった!海へ着いて、パラソルの立て方を教わり、あとは、さあ!キャッチしろ!どんどん話しかけて、客をとれと!
そう!仕事内容はパラソル一つ1000円を営業しまくる事だった、みんなパラソルどうですか?と海水浴に来る客にひたすら声をかけていた、もちろん9割が無視していった。
いや!無理だろ!自分は話しかけるのも苦手だし、メンタルもクソ弱い!一回シカトされたら3日は落ち込む、もっと海の家があって、そこで調理するバイトの女の子がいてとか想像してたけど、
ただ、砂浜にパラソルたくさん積んで、ひたすら営業!いや!やってられねぇ!これは、ばあちゃん死ぬわな!
そこに緊急事態発生!あ!新人君!この海の仕事で1番偉い人来たから挨拶行こうか!
砂浜の奥の方でパラソルの下で寝ていたのはゴールドの水着のお姉さん!やばい!とその奥に!
刺青まみれのおじさんが、すごい!笑顔であ!君が新しく来た子か!まあ慣れるまでゆっくりでいいから頑張ってね!
いや!まて!これ!やばくない?
さらに事件は続く、他の業者もパラソルを販売してて、どうやら他の業者の1人がうちの営業を妨害してたみたいだ、そこでうちのバイトの人が上にチクリ、今度はまた刺青まみれの外人が出て来て、他の業者のバイトの顔をビンで殴る事件が発生した。
自分は身の危険を感じた。パラソルなんか売れない、売り上げが悪いと俺もビンで殴られる刑になりそうだ!
しかし!営業なんか出来ない!バイト仲間に頑張れ!と後押しされ!やけくそで、声を掛けた!
すいません!パラソルどうですか?!と、そうピザを配達しにきたデリバリーのお姉さんに声を掛けてしまった。笑いながら通り過ぎて行った、バイト仲間にもデリバリーに声かけてどうすんだよ!と突っ込まれ、めちゃくちゃ恥ずかしかった。
もちろんそれ以来声をかける事は出来なかった。そこに奇跡的にパラソル一つ下さい!と声がかかり一つだけ!売る事が出来た!!
夕方、売り上げを刺青まみれのおじさんに手渡しするのだが、たった一本、1000円をすいませんでしたと渡し、最初はこんなもん!と言ってくれたが次はやばいと思った。
もちろん一本しか売れなかったので時給100円だ、いや時給100円は嘘で、ノルマ以下はパラソル一本100円だった、朝6時から夕方5時まで長かった、日当は100円。
この事を桜井くんに電話で話し、俺たちの夢物語は終わりを告げた、
自分はコンビニへ行くといい、夜そのまま2時間かけ電車で帰った。。。この時、なにかから開放されたような!自由になったような!帰りの電車!
すごい気持ち良かった。この快感!高校2年生で覚えるのは早かったんじゃないか。。
いざ!30回以上の転職をかました人生!!! @naoya1201
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