ファーストコンタクト=オンリー=モノローグ

亜未田久志

VSボイジャー

 ――星にそれが届いたのはいつだっただろう。

 ――星人は無駄に長生きだ。

 だからよく昔と今の記憶が曖昧になる。

 それには「金色の盤」が入っていた。

 それを再生できる機器があったことは奇跡だろう。

 入って来たのは。

 雑音。

 しかし。

 意味のある雑音。

 これは大発見だった。

 ――星やポポピタプ星以外に知的生命体を確認出来たのだ!

 星中大騒ぎになり、先遣隊が組まれる事になった。

 その内の一人が私。

 その「金色の盤」から得た情報から。

 私のその星での名前は「シロホシ・レイラ」になった。

 第七世代感情搭載型AIを乗せた宇宙船に乗り込み、コールドスリープに入る。

 アカネなんかは暴れていたが気にしない。

 私は思いを馳せる。遠い宇宙の先、これを作った「人類」がいる。

 出来れば――


 「ポポピタプ星人みたいな水生生物型じゃないといいなぁ……交流めんどくさいし」

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