第1話 イーサー公子裏話
第1話 繁殖期(シーズン)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886041624/episodes/1177354054886041677
この回も5000字超で、長いですね。しかし分割しようがないのでこのまま。
■修正点
・前半はハダルク視点、後半はリアナ視点なので、視点外の描写を削除
・年齢の追記
・デイとリアナが恋愛関係にあることをわかりやすく書き足す
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たぶん誰も興味はないと思うのですが、イーサー公子の話。
彼はもともと、シリーズ通しての悪役にするつもりの人物でした。イーゼンテルレという小国の跡継ぎで、大国アエディクラの王が腹違いの兄という設定。アエディクラの兄のもとで暮らしていたことがあるのですが、その出自もあり、人質同然に扱われます。そのため、疑り深く悪事を企みがちな性格に育ちました。
アエディクラの王(※ガエネイス王ではない)は、リアナの白竜の力を欲して彼女を捕らえることに成功します。そこにデイミオンが救出に乗りこむも、捕らえられたリアナは男たちに(以下R18内容)……。決死のデイはイーサー公子と取引し、なんとかリアナを助けだします。無事脱出した二人は(以下R18内容)。
でもまぁ無意味なR18を書くのもよくありませんね。仮にも一国の王がそう簡単に捕まってあれやれこれや致されてしまっても説得力に欠けるので、このエピソードはなくなりました。このお話をもうちょっとシリーズの大筋に沿って、かつライトに作り直したのが、第一部の「デイとリアかけおち疑惑・山城からの脱出編」です。
イーサー公子の活躍はすっぽりなくなってしまうのですが、大国アエディクラとの緩衝役として、そこそこ重要な役どころに落ち着きました。ガエネイス王と直接の血縁関係はありませんが、猜疑心が強すぎて策に溺れる性格は、その後も残っています。
大国の覇者ガエネイス王と、竜王リアナ/デイミオンのあいだに挟まれた小国の君主として、さぞかし心労が多いことと思います。あんまり長生きしなかったのではないか。
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