第4話 はじめての応援コメントはここだった

第4話 〈成人の儀〉前夜

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885843307/episodes/1177354054885843631


 タイトルどおりで、第一部を書きはじめて、はじめて応援コメントをいただいた思い出の回です。


 リアナが世話になっているメナという中年女性と、その娘のアミと三人で食卓を囲むという話。「レモンが会話のいいアクセントになってていいですね🍋」と言っていただき、「そこに!?」と意外でしたが、やはり嬉しかった。

 コメントをもらえる、という機能をまだよくわかっていなくて、スマホのほうに通知が来て、開いたらエピソードになにかついてる! わーいやったー! みたいな感じでした。



 さて、里の娘アミとリアナはぜんぜん仲良しじゃないのですが、アミが一方的にいじめているわけではなく、リアナも「き遅れ」などと暴言を吐いている。で、アミにレモン汁を目に飛ばされた。それだけです。

 女子高生が女子大生に向かって「ババア」と言うような感覚で、「うわぁ怖い」となりますね。


 この会話の目的は、もちろんレモン🍋ではなく、リアナが自分の将来について漠然とした不安を抱いているところ。ライダーになりたいという夢があるが、まだ自分の階級がわからない。もしハートレスだったらどうしよう、と言わせて、これはフィルへの伏線となります。


 里長に直談判しよう、となるリアナの行動力や、「里長もケヴァンもわたしに甘いから話を聞いてくれるだろう」というちゃっかりしたところ、ヒロインなのに意外と口が悪いところなど、書きながら彼女のキャラクターがつかめてきたようで、楽しかった。

 

 また、ここではじめて繁殖期シーズンという言葉が出てきて、これは読み飛ばしてもらってよかったのだが(第二部までに一度、単語だけでも出しておきたかったため)、コメントで「繁殖期があるのかー」と言及してもらったのでした。


 そういうわけで、思い出深いエピソードです。

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