第2話 ロッタとケヴァンのことなど

第2話 ライダーになりたい

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885843307/episodes/1177354054885843423


 プロットの段階ではケヴァンはけっこう重要ポジションだったんですが、書き上げてみると、ロッタにお株を奪われている感じがします。のちのち、リアナが里の人間として思いだすのもロッタばっかり。


 ケヴァンはリアナのことが好きで、妹あつかいしてからかったりもするけれど、微妙にアプローチもしてますね。目と同じ色のリボンをくれたり。

 成人の儀がすんで一年たつと、竜族の女性は結婚できるので、彼はその一年後に向けての長期的アプローチ中なのです。自分は里長の息子だし、ライダーでこそないが竜乗りではあるので、いけるんじゃないかと思っています。


 リアナはそのことはわかっていて、甘えたり、うまく利用している。

 こういう裏表のない人物とリアナは相性がいいみたいで、エサル卿やテオも同じ系統の、いわゆる「陽キャ」です。(エサル卿には殺されかかってるけど)


 ただしラブに向かうかというと、あまりそういう感じはなくて、たぶん里が無事に残っていてもリアナとはくっつかなかったんじゃないか。


 ロッタも明るい中年男性だけれど、里長さとおさのウルカ同様、「竜騎手ライダーのつとめを放棄して逃げた」という後ろめたい過去があり、陰影のあるキャラ。


 また、この第2話ではケヴァンが解説してくれる形で、竜騎手ライダーを頂点とする竜族の社会階級が明らかになるほか、リアナの〈呼ばい〉もはじめて出てくる。(〈呼ばい〉とわかるのはまだ先)


 ここはちょっと、まだ早いかも。もう少し後のほうがわかりやすいかも。


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【2020/01/17】

次の改稿では、ケヴァンの名前を変えようと思っています。よくある名前、ということでハートレスの兵士ケブとかぶっているんですが、さすがにまぎらわしいので。


また、主人公リアナの相手役になる男二人は早めに出す必要があるので、ケブの口からデイミオンの話題を出させようかな。

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