流れ星と共に
勝利だギューちゃん
第1話 ファエトンという名の女の子
星が好きだ。
ベランダに出て、星を眺める、
そうすると、心が癒される。
僕の、心を癒してくれる唯一のもの・・・
それが、星だ。
宇宙には、いくつの星があるのだろうか?
銀河系だけで、2000億はあるという。
宇宙全体となると、わからない。
「あっ、流れ星」
流れ星に願いことをすれば叶う。
そんな、野暮なことはしない。
みているだけで、癒してくれるので、それだけで十分だ。
翌日、僕は近所の高台に登った。
夜になると、ここからは満天の星が見える。
デートスポットとなっているらしいが、僕は知らない。
この高台には、木に囲まれたところがあるが、死角になっているところがある。
いつもは、放置しているのだが、その日はなぜか、僕はそこへ行ってみたくなった。
覗いてみると、そこには・・・
女の子が倒れていた。
とても、傷ついている。
僕は、その子を担ぎ、家へと連れて行った。
両親や妹は驚いていたが、「けが人はほっておけない」と、その子を今に入れた。
そして、寝かせて、出来る限りの手当てをした。
しばらくして、その子が目をさました。
「気がつきました?」
「ここは・・・どこですか?」
「僕の家です。」
「あなたの・・・家?」
「はい」
女の子は、不思議そうだった。
「あなたが、助けてくれたんですか?」
「いえ、たしたことは出来ませんでしたが・・・後、僕の家族も・・・」
女の子が目を覚ました事に気がついた、両親と妹は、部屋へとはいってきた。
「あのう・・・もしかして、ここは地球・・・ですか?」
「そうですが・・・頭でも打たれましたか?」
さすがに、少し不安になった。
そこへ、妹が声をかけた。
まだ小さいので、思ったことを口にする。
「あっ、宇宙人なんだ」
両親と、僕は、仰天した。
さすがにそれは・・・
「どうして、わかったんですか?」
「えっ」
「私は、この星の人たちからみれば、宇宙人になります」
妹に合わせなくてもいいですよ・・・と、思ったのだが・・・
「こうなったら、正体を見せます」
女の子の体は、光りだした。
「私の名前は、ファエトン。アポロン軍からやってきました」
僕は、それに質問をした。
「双子座流星群の?」
「そうです」
「そのフェアトンさんが、どうしてここに?」
しばらくの間の後、ファエトンさんが答えた。
「もちろん、あなたの願いを叶えるためです」
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